都民芸術フェスティバル参加公演
平成22年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)
ベジャールの珠玉の名作が、BBL芸術監督ジル・ロマンの演出のもとに復活! 亡き振付家に捧げる祈りと希望のバレエ、東京バレエ団初公演!
モーリス・ベジャール振付/ジル・ロマン演出
「ダンス・イン・ザ・ミラー」 DANCES IN THE MIRROR
東京バレエ団初演
東京バレエ団とBBLの篤い絆から、新たなベジャールの物語が生まれる!
20世紀後半、バレエに革命と変革をもたらした巨匠、モーリス・ベジャールが亡くなって3年。18ものベジャール作品を擁し、ベジャールから愛されたと同時に、世界的にも「第2のベジャール・カンパニー」と認められた東京バレエ団が、モーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)との緊密な絆のもと、新たに強力なベジャール・レパートリー「ダンス・イン・ザ・ミラー」を発表します! 本作の構成・演出、そしてリハーサルまで全面的な協力を買って出てくれたのが、BBLの現芸術監督であり、比類なきベジャール・ダンサーであるジル・ロマン。骨の髄までベジャールを知り尽くした彼の手によって、「現在のためのミサ」「未来のためのミサ」など日本未上演の名作や、1998年のBBLガラで上演された「バロッコ・ベルカント」、そしてベジャール黄金プログラムの一つ「火の鳥」、東京バレエ団オリジナルの「M」「舞楽」といったレパートリーが選ばれ、ベジャールの振付はそのままに、“亡き偉大なベジャールへの祈りと、未来への希望”というコンセプトで編み直されました。 いまだ猛暑に見舞われ続けた先の夏の終わり。東京バレエ団スタジオではジル・ロマンによる集中リハーサルが行われ、汗の乾く間もない猛稽古を通して、ベテランから新人までダンサーたちの身体に改めてベジャールの精神が吹き込まれていきました。こののち秋から冬にかけての、東京バレエ団の一連のベジャール作品の上演とあいまって、「ダンス・イン・ザ・ミラー」は練り上げられ完成されていきます。 併演はごぞんじ、ベジャール最大の人気作「ボレロ」。高岸直樹、後藤晴雄、上野水香、東京バレエ団が誇る3人のボレロ・ダンサーが主演します。 新たな年に、東京バレエ団総出演で贈る未来に向けたベジャール祭に、どうぞご参加ください!
photo:Kiyonori Hasegawa