結成40周年! ウィーン・フィルのトップ・メンバーを集めた 最高峰の室内楽アンサンブル
ウィーン室内合奏団-日本公演2011 Wiener Kammerensemble
名門アンサンブルがお届けする、 優雅と洗練を極めた、これぞ正統ウィーンの調べ!
ウィーン伝統の優雅な響きで魅了するウィーン室内合奏団が、3年半ぶりに来日します。 ウィーン室内合奏団は、不世出の名コンサート・マスター、故ゲアハルト・ヘッツェルがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ・メンバーを集めて1970年に結成した、“ウィーン”と名のつく室内楽アンサンブルの中でも、もっとも長い歴史をもつ名門です。翌年ウィーン音楽祭でデビューを飾り、ヨーロッパ各地の演奏会や音楽祭、ラジオ・テレビでの活躍のほかに数々の名録音も残しています。ヘッツェル亡き後にヨゼフ・ヘルが師の意志を継いでからも、「ウィーン伝統の響きを現代に伝え、楽しんでもらうこと」を第一の使命として、正統ウィーンともいうべき極上の調べで聴衆を酔わせてきました。 そしてデビューから40周年を迎える今シーズン、ウィーン室内合奏団は新たな歴史を紡ごうとしています。2つのプログラムで演奏される楽曲は、おなじみのモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトというウィーンゆかりの作曲家たちの名曲から、華々しいテクニックで聴かせるウェーバーのクラリネット五重奏曲まで。スーパーソリストたちの洗練の極みともいえる技術と緻密なアンサンブルによる、ウィーンの芳香と醍醐味あふれる演奏をお楽しみください。
予定される曲目
(Aプロ) L.v.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 Op.18-4 C.M.v.ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34 L.v.ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op.20 (Bプロ) W.A.モーツァルト:弦楽四重奏曲 第20番 ニ長調 K.499 W.A.モーツァルト:ディヴェルティメント第7番 ニ長調 K.205 F.シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 Op.166, D.803 ※出演者の都合により曲目が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
ウィーン・クラシックス 来日メンバー
ヨゼフ・ヘル 第1ヴァイオリン 〈ウィーン・フィル〉 Josef Hell ウィーン音楽大学で学ぶ。75年にウィーン国立歌劇場管弦楽団、78年にウィーン・フィルのメンバーとなり、第1ヴァイオリンのリーダーを務めながらウィーン音楽大学などで後進の指導にもあたる。89年からウィーン室内合奏団に参加。92年よりゲアハルト・ヘッツェルの後任としてウィーン室内合奏団のリーダーを務めた。
アンドレアス・グロスバウアー 第2ヴァイオリン 〈ウィーン・フィル〉 Andreas Großbauer 74年生まれ。5歳でヴァイオリンを学び始め、12歳のときにはすでにグラーツ音楽芸術大学の准学生として学んだ。01年にフィルハーモニア・シュランメルンのメンバーとなりウィーン伝統音楽を演奏するが、同年夏にウィーン交響楽団のメンバーとなる。05年からはウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者。
トバイアス・リー ヴィオラ 〈ウィーン・フィル〉 Tobias Lea 90年、リッカルド・ムーティの勧めにより、スカラ・フィルハーモニー管弦楽団(ミラノ・スカラ座管弦楽団)のオーディションを受け、以後4年間同管弦楽団の第1奏者を務めた。94年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルのヴィオラ第1奏者を務める。
タマーシュ・ヴァルガ チェロ 〈ウィーン・フィル〉 Tamás Varga 92年フランツ・リスト音楽院卒業。国際的なチェロ・コンクールで多数の入賞を果たしている。98年より、ウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルのソロ・チェリストを務める。これまでにソリストとして、また室内楽との共演で、世界各地で演奏を行っている。03/04年シーズンよりウィーン室内合奏団に参加。
クリストフ・ヴィンマー コントラバス 〈ウィーン・フィル〉 Christoph Wimmer リンツのブルックナー音楽院で学ぶ。ソリストとしての活躍の契機をもたらしたのはシャンドル・ヴェーグだった。グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラのメンバーとしても活躍。02年にウィーン交響楽団のメンバーとなり、翌03年1月からウィーン国立歌劇場管弦楽団団員、06年からはウィーン・フィルの首席奏者を務めている。
ゲラルド=アロイス・パッヒンガー クラリネット (ウィーン交響楽団〉 Gerald Pachinger ウィーン音楽大学にて、ペーター・シュミードルに師事。87年グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラの創立メンバーになり、以後はソリストとしてもウィーン交響楽団と共演、ウィーンムジークフェラインでデビューする。コントラスツ・ウィーン、ウィーン交響楽団ゾリステン、ウィーン木管五重奏団でも活躍する。
リヒャルト・ゲラー フォゴット (ウィーン交響楽団〉 Richard Galler 生地グラーツの音楽院とザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で学ぶ。数々の国際コンクールで受賞歴をもつ。87年よりウィーン交響楽団の首席奏者を務めるかたわら、室内楽奏者として、世界的に著名な音楽祭に定期的に出演している。また、ソリストとしても世界的に活躍している。2010年より、ウィーン室内合奏団のメンバーとなった。
ホルン ヴォルフガング・トムベック Wolfgang Tomböck 〈ウィーン・フィル〉 ウィーン音楽大学で学ぶ。78年よりウィーン・フィルで演奏、80年より第1ホルン奏者を務めている。やはりウィーン・フィルのホルン奏者を務めた父をもつ。さまざまな室内楽団にも参加し、また、カラヤン、ベーム、バーンスタイン、ムーティ、小澤征爾、ラトルなど、多くの名指揮者のもとで演奏を経験。






