3年に一度、世界のスターが東京に集結するバレエのオリンピック!
第13回世界バレエフェスティバル
World Ballet Festival





バレエへの愛を絆に世界中からスターが集う、2012年WBF(世界フィギュアフェスティバル)。 再生へのエネルギーを生み出す、熱い興奮の瞬間にご期待ください!
旬のトップスターが一堂に会する世界バレエフェスティバル。舞台を引き締めるベテランから新風を吹き込む話題の新鋭まで総勢34人、今回も贅沢な顔ぶれが予定されています。 まず日本でも長年活躍し、このフェスティバルの精神的支柱ともいえる2大スター─ウィーン国立バレエ団の芸術監督として成功を収めたマニュエル・ルグリと、ベルリン国立バレエ団の芸術監督として君臨するウラジーミル・マラーホフ。モーリス・ベジャール・バレエ団を精力的に率いるジル・ロマン。人気のパリ・オペラ座バレエ団からは、ゴージャスなアニエス・ルテステュと、先頃退団してスペインの芸術監督に転身したジョゼ・マルティネス、華やかな存在感を放つベテラン、オレリー・デュポン。スイートな貴公子マチュー・ガニオ。初登場のドラマティック・ダンサーステファン・ビュリョン、最新男性エトワールジョシュア・オファルトまで。英国ロイヤル・バレエ団からは、先頃のグループ公演で自在な実力を見せたアリーナ・コジョカルとパートナーのヨハン・コボー。艶やかな技巧者タマラ・ロホ。敏捷なヴィルトゥオーゾ、スティーヴン・マックレーが初登場。欧州ではベルリン国立バレエ団の大型スター、ポリーナ・セミオノワと、愛らしいテクニシャン、ヤーナ・サレンコ。シュツットガルト・バレエ団からは、王子から演技者に脱皮しつつあるフリーデマン・フォーゲルと、女王の存在感を放つマリア・アイシュヴァルト。そして情熱の貴公子マライン・ラドメーカーが初登場。ハンブルク・バレエからはエレーヌ・ブシェとティアゴ・ボアディン。また昨年、彗星のように日本に登場し喝采を浴びたオランダ国立バレエ団のマシュー・ゴールディングも初登場、東京バレエ団の上野水香と息の合った舞台を見せてくれます。アメリカン・バレエ・シアターからは、前回旋風を巻き起こして人気急上昇のダニール・シムキンと、精悍にして誠実な技巧者マルセロ・ゴメスが参加。また、ベジャール・バレエ団からはジル・ロマンに加えて、エリザベット・ロスと初参加のカテリーナ・シャルキナ、オスカー・シャコンが登場します。 しかし、今回もっとも特徴的なのがロシア勢の躍進です。おなじみのディアナ・ヴィシニョーワ、前回初登場したスヴェトラーナ・ザハロワという華やかな2大プリマに加えて、精緻で神々しい舞台を現出させるウリヤーナ・ロパートキナ、王者の風格のイーゴリ・ゼレンスキーというベテランたちが初登場。また爆発力のある超絶技巧で沸かせるナターリヤ・オシポワと初登場の22歳のカリスマ、イワン・ワシーリエフのペア、軽やかなテクニシャンのレオニード・サラファーノフとオレシア・ノヴィコワのペア、可憐な妖精エフゲーニャ・オブラスツォーワ、そして異才アンドレイ・メルクーリエフまで。マリインスキー、ボリショイ、ミハイロフスキーの豪華スターたちが妍を競います。 この夏の奇跡を、新たな伝説の誕生の瞬間を、お見逃しなく!
第12回世界バレエフェスティバルカーテンコール(2009年) Photo:Kiyonori Hasegawa
36年間、奇跡の連続! 世界のスターが誇りと意地をかけて競い合う、 世界最大規模のフェスティバル。
世界で活躍するトップダンサーたちが3年に1度東京に集う〈世界バレエフェスティバル〉は、その伝統と実績において、いまや世界最高のバレエ・ガラとして国際的に名を馳せています。 36年前、1976年の夏に開催された第1回目のときには、有名バレエ団で活躍するスターが国や所属団体を超えて一堂に会すること自体が稀でした。英国のマーゴ・フォンティーン、ロシアのマイヤ・プリセツカヤ、キューバのアリシア・アロンソという当時絶対的な名声を得ていた3大プリマが同じ舞台に立った。そのこと自体が衝撃として世界中に伝わったのです。 スターが集まれば観客の期待は高まり、彼らの演技を比較して楽しみます。当然のように、スターたちの競争心に火が付き、持てる最大限の魅力を発揮しようとボルテージが高まります。こうして3年に1度この舞台でスターたちが誇りと意地をかけて披露する最高のパフォーマンスは、開催のたびに会場を熱狂と興奮のるつぼに巻き込み、多くの伝説を生み出してきました。 また各国随一のバレエ団から振付家率いるカンパニーまで、さまざまな芸術的背景をもつ出演者たちが披露する、バラエティに富んだ作品やスタイルは、国際的なバレエ界の縮図ともいえます。世界バレエフェスティバルを観れば、バレエ界の“いま”を即座に見てとることができるのです。 本公演はつねに、その時々のバレエ界で輝きを放っているスターを厳選して開催してきました。類似の催しが多く見られるようになった昨今でも、クオリティとボルテージの高さにおいて他の追従を許さない理由が、そこにあります。 極限まで鍛えぬかれた肉体と精神、そして真に優れた振付が一体となって初めて感動をもたらす芸術──バレエ。そのまばゆいばかりの生命の輝きを目撃する、最高の瞬間の連続。それが世界バレエフェスティバルです。
第12回世界バレエフェスティバルカーテンコール(2009年) Photo:Kiyonori Hasegawa