ザ・カブキ 全2幕
助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業) パリ・オペラ座で大喝采! 50周年記念シリーズの開幕を飾る、東京バレエ団、伝家の宝刀。 〈東京バレエ団創立50周年シリーズ 1〉 モーリス・ベジャールの“忠臣蔵” ザ・カブキ 全2幕 振付:モーリス・ベジャール 音楽:黛 敏郎
12月14日(土) 3:00p.m.
由良之助:柄本弾 つかもとだん 京都府京都市出身。2008年東京バレエ団に入団。184 センチの長身、精悍な容貌、豊かな音楽性、ダイナミック かつ繊細な表現力を兼ね備え、10年2月には20歳 にして「ラ・シルフィード」のジェイムズで全幕初 主演。続く4月の「ザ・カブキ」の由良之助に抜擢 され、初役とは思えない堂々とした演技で、大型新人 の登場を印象付けた。昨年のパリ・オペラ座ガルニエ宮 公演でも由良之助を演じ、凛々しく若々しいリーダー像を造形し、客席 から大きな喝采を浴びる。今年6月には再び「ラ・シルフィード」にジェ イムズ役で登場し、大きな成長の跡を見せた。このほかにベジャール振付「春の祭典」のリーダー、「火の鳥」のフェニックス、「くるみ割り人形」の王子、「ねむれる森の美女」デジレ王子など、幅広い作品・役柄で活躍を続ける。
顔世御前:奈良春夏 ならはるか 埼玉県出身。4歳よりバレエを始め、2001年、東京バレエ学校を経て東京バレエ団に入団。01年『ジゼル』で初舞台を踏む。古風な美貌と現代的でシャープな雰囲気の両極の魅力を備え、早くからソリスト役を演じる。05年には『眠れる森の美女』でカラボスに抜擢。07年の『ドン・キホーテ』では、メルセデスと若いジプシーの娘を演じ、存在感を示した。09年マカロワ版『ラ・バヤデール』東京バレエ団初演でガムザッティを、10年の『シルヴィア』東京バレエ団初演ではディアナと要となる役を任されてきた。10年の第24次海外公演ハンブルク州立歌劇場での『ザ・カブキ』で顔世御前を初めて踊る。11年の島根公演、12年のパリ・オペラ座ガルニエ宮での公演でも顔世御前を演じており、今回、東京での初披露を果たす。
直義:森川茉央 塩冶判官:梅澤紘貴 高師直:木村和夫 伴内:氷室友 勘平:入戸野伊織 おかる:沖香菜子
12月15日(日) 3:00p.m.
由良之助:森川茉央 もりかわまお 東京都調布市出身。10歳よりバレエを始める。2002年 東京バレエ学校に入学。08年に東京バレエ団に入団し、 同年「ドナウの娘」で初舞台を踏む。長身を活かした、雄々し く力強い踊りで、古典から現代ものまで幅広く活躍。09年の 「オネーギン」東京バレエ団初演でグレーミンに抜擢され、落ち 着いた演技で好演。10年の第24次海外公演では「春の祭典」二人 のリーダー、続いて「ドン・キホーテ」ドン・キホーテを初めて演じ た。11年には「白鳥の湖」(学校公演)の悪魔ロットバルト、12年、 「ペトルーシュカ」ムーア人、ベジャール振付「くるみ割り人形」の光 の天使など、個性的なキャラクターを巧みに演じ、存在感を示す。「こ の役を演じるために東京バレエ団に入団した」と語るほど思い入れ のある由良之助役に、今回初めて挑む。
顔世御前:渡辺理恵 わたなべりえ 福岡県福津市出身。5歳でバレエをはじめる。2004年東京バレ エ団に入団。09年「白鳥の湖」のオデットに抜擢。清楚な美貌と美し いライン、柔らかさを活かした踊りで、注目を浴びる。10年の モーリス・ベジャール振付「M」で海上の月、12年の新制 作“子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」”リラの 精、「ドン・キホーテ」ドリアードの女王、ベジャール 振付「くるみ割り人形」の母など、次々と主要な役にキャ スティングされ、東京バレエ団の中核ダンサーとして活躍を 続ける。今年1月に再演された「ねむれる森の美女」でも再び リラの精を演じ、舞台を引き締めた。また6月の「ラ・シル フィード」ではタイトルロールに抜擢され、斎藤友佳理の 指導のもと繊細でたおやかなシルフィード像を造形、 高い評価を受けた。今回初めて顔世御前を演じる。
直義:永田雄大 塩冶判官:松野乃知 高師直:原田祥博 伴内:岡崎隼也 勘平:梅澤紘貴 おかる:吉川留衣

※当初、12月14日の公演で顔世御前役を踊る予定となっておりました二階堂由依は、骨折のため、出演することができなくなりました。代わって、奈良春夏が顔世御前を演じます。なにとぞご了承いただきますよう、お願いいたします。
※配役は2013年9月19日現在の予定です。出演者の怪我等の理由により変更になる場合があります。出演者変更にともなうチケットの払い戻し、日の振替はいたしません。正式な配役は公演当日に発表いたします。