photo:Nobuhiko Hikiji

由良之助:柄本 弾

京都府京都市出身。2008年東京バレエ団に入団。184センチの長身、精悍な容貌、豊かな音楽性、ダイナミックかつ繊細な表現力を兼ね備え、10年2月には20歳にして「ラ・シルフィード」のジェイムズで全幕初主演。続く4月「ザ・カブキ」の由良之助に抜擢され、初役とは思えない堂々とした演技で、大型新人誕生を印象づけた。2012年のパリ・オペラ座ガルニエ宮でも由良之助を演じ、凛々しく若々しいリーダー像を造形し、客席から大きな喝采を浴びる。04年ノイマイヤー版「ロミオとジュリエット」のロミオでは、恋と人生に葛藤する若者の姿を丁寧に演じ、高い評価を得た。このほかに、「ドン・キホーテ」のバジル、「ジゼル」のアルブレヒト、ブルメイステル版「白鳥の湖」(東京バレエ団初演)のジークフリート王子を演じている。

由良之助:秋元 康臣

神奈川県出身。12歳でボリショイ・バレエ学校に留学。06年18歳で同校を卒業。05年モスクワ国際コンクールでファイナリスト、06年タンツオリンプ第3位。14年ペルミ国際バレエコンクール“アラベスク”で銀賞を受賞。国内のカンパニーを経て、チェリャビンスク・バレエ団に入団。プリンシパルとして活躍する。15年夏、東京バレエ団にプリンシパルとして入団。「ドン・キホーテ」のエスパーダ、「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」を演じる。16年2月の東京バレエ団初演、ブルメイステル版「白鳥の湖」のジークフリート王子で東京バレエ団初主演。美しいプロポーションを生かした、端正で正確な踊りで、今後の活躍が期待されている。「ザ・カブキ」7代目由良之助として今回デビューする。

顔世御前:上野 水香

神奈川県出身。5歳よりバレエを始める。1993年、15歳でローザンヌ国際バレエコンクールにてスカラシップ賞を受賞した後、モナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに2年間留学。帰国後、古典全幕作品やローラン・プティ作品に数々主演。04年プリンシパルとして東京バレエ団に入団。長身で柔軟な身体を生かした華麗な踊りで、スターのオーラを放つ。08年、第23次海外公演で、「ザ・カブキ」の顔世御前を初めて演じ、ミラノ・スカラ座での海外通算700回記念公演、12年パリ・オペラ座ガルニエ宮公演でも同役を演じている。

photo:Nobuhiko Hikiji

顔世御前:渡辺 理恵

福岡県福津市出身。5歳よりバレエを始める。2004年、東京バレエ団に入団し、「白鳥の湖」で初舞台を踏む。今年4月プリンシパルに昇進。ラインの美しさ、柔軟性を活かした踊りで活躍するバレリーナ。09年「白鳥の湖」のオデットに抜擢され、清楚な美しさで注目を集める。13年「ラ・シルフィード」のラ・シルフィード、16年ブルメイステル版「白鳥の湖」のオデット/オディールで主演を果たす。13年12月「ザ・カブキ」で初めて顔世御前を演じ、翌14年シュツットガルト州立歌劇場「ザ・カブキ」でも顔世を演じている。

photo:Nobuhiko Hikiji

顔世御前:奈良 春夏

埼玉県出身。4歳よりバレエを始め、2001年、東京バレエ学校を経て東京バレエ団に入団。2016年4月ファースト・ソリストに昇格。古風な美貌と現代的でシャープな雰囲気の両極の魅力を備えたバレリーナ。05年「眠れる森の美女」のカラボスに抜擢され、その後、07年「ドン・キホーテ」のメルセデス、若いジプシーの娘、09年マカロワ版「ラ・バヤデール」のガムザッティ、11年「春の祭典」の生贄などを踊る。顔世御前は10年の第24次海外公演よりレパートリーとしており、12年パリ・オペラ座ガルニエ宮でも同役を踊っている。

 
由良之助 顔世御前 直義 塩冶判官 高師直 伴内 勘平 おかる
10/14(金) 柄本弾 上野水香 森川茉央 岸本秀雄 木村和夫 岡崎隼也 宮川新大 川島麻実子
10/15(土) 秋元康臣 渡辺理恵 永田雄大 松野乃知 森川茉央 高橋慈生 入戸野伊織 沖香菜子
10/16(日) 柄本弾 奈良春夏 森川茉央 岸本秀雄 木村和夫 岡崎隼也 松野乃知 吉川留衣

※表記の出演者は2016年4月21日現在の予定です。出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合がありますのでご了承ください。
変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替はいたしません。正式な配役は公演当日に発表します。