パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場ほか
世界の有名歌劇場で大喝采を浴びてきた、東京バレエ団伝家の宝刀!

30年前、日本文化をこよなく愛する巨匠振付家、モーリス・ベジャールが、国際的な作曲家の黛敏郎と、創立以来多くの海外公演の実績を誇る東京バレエ団とのコラボレーションによって生み出した傑作バレエ、それが「ザ・カブキ」です。

歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」をもとに創作された「ザ・カブキ」は、現代の青年が“忠臣蔵”の時代にタイムスリップし、サムライ“由良之助”となって主君の仇討ちを果たすまでを描く物語。歌舞伎と武士道──日本が世界に誇る伝統芸能と精神文化が、西欧のバレエという手法を用いて絶妙に表現され、1986年の衝撃的な初演以来、世界15か国27都市で185回上演。バレエの殿堂パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場やマリインスキー劇場など有名歌劇場で絶賛を浴びてきました。そして2016年、世界を制覇してきた「ザ・カブキ」がいよいよ新国立劇場の舞台に登場します!

由良之助を演じるのは、5年前20歳で抜擢されて以来、数々の歌劇場で“討ち入り”を率いて、本作の支柱を担う存在へと成長した柄本弾。また、長く海外で活躍した後、昨年プリンシパルとして入団、たちまち頭角を現した秋元康臣がこのたび第7代目“由良之助”として初演を果たします。顔世には、華やかな上野水香、たおやかな渡辺理恵、凛とした奈良春夏が妍を競います。

外国人はもとより、私たち日本人をも何度も驚かせ感動させてきた、和の魂を持つバレエ「ザ・カブキ」を、新たな舞台でぜひご堪能ください!