「海賊」プロローグ付全3幕
復元振付: | アンナ=マリー・ホームズ(マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフに基づく) |
音楽: | アドルフ・アダン、リッカルド・ドリゴほか |
編曲: | ラース・ペイン、ギャヴィン・サザーランド |
装置・衣裳: | ボブ・リングウッド |
Photo:David Jensen
タマラ・ロホが芸術監督に就任し、翌2013/14シーズンのオープニング演目として発表。また英国ロイヤル・バレエ団から移籍直後にアリーナ・コジョカルが主演して話題をまいたのが、この「海賊」です。英国で初の全幕上演ともなったこの作品の演出はアンナ・マリー=ホームズ。舞台美術には映画「バットマン」の衣裳を手掛けたボブ・リングウッドが起用され、観客はそのエキゾチックで絢爛豪華な舞台に目を奪われると同時に、主役のコンラッドとメドーラだけでなく、手下のアリやビルバンド、奴隷商人のランケデム、美女ギュルナーラなど多くの役どころを埋めたENBダンサー陣の層の厚さも高く評価されました。新生ENBを象徴するこの大作は2016年の夏にはパリ・オペラ座(ガルニエ)でも上演され、パリの観客をも大いに沸かせたのです。
物語の舞台は海賊たちが活躍する地中海。恋人をさらわれた海賊の首領コンラッドが、彼女を奪い返すまでを描く愛と冒険の物語です。エキゾチックな異国の街で繰り広げられる華やかな群舞。ガラやコンクールでも有名な、海賊たちと美女の技巧にあふれたダイナミックなダンス。そしてクラシック・バレエのお約束である幻想的な“夢の場面”まで繰り広げられる、まさにスペクタクル大作にご期待ください!
海賊の首領コンラッドと彼の手下たちは、船が難破してさらわれたコンラッドの恋人メドーラを奴隷商人ランケデムの許から救い出そうとしている。メドーラは市場で街を統治するパシャに売られてしまうが、コンラッドたちはパシャの宮殿を襲撃して彼女を救い出す。
隠れ家で愛を交わすコンラッドとメドーラ。しかし手下のビルバンドの裏切りによってランケデムに再びメドーラをさらわれてしまう。コンラッドは一計を案じ、またしてもパシャの宮殿に乗り込んでいくが……。
Photo:Laurent Liotardo
7月14日(金)18:30
メドーラ:タマラ・ロホ | / | コンラッド:イサック・エルナンデス |
アリ:セザール・コラレス | / | ギュルナーラ:ローレッタ・サマースケールズ |
7月15日(土)14:00
メドーラ:ローレッタ・サマースケールズ | / | コンラッド:ブルックリン・マック |
アリ:オシエル・グネオ | / | ギュルナーラ:金原 里奈 |
7月16日(日)14:00
メドーラ:タマラ・ロホ | / | コンラッド:イサック・エルナンデス |
アリ:セザール・コラレス | / | ギュルナーラ:カーチャ・カニューコワ |
7月17日(月・祝)14:00
メドーラ:マリア・コチェトコワ | / | コンラッド:オシエル・グネオ |
アリ:セザール・コラレス | / | ギュルナーラ:ローレッタ・サマースケールズ |
タマラ・ロホ
(リード・プリンシパル)
Tamara Rojo
オシエル・グネオ
[ゲスト・ダンサー]
Osiel Guneo
ブルックリン・
マック
[ゲスト・ダンサー]
Brooklyn Mack
マリア・
コチェトコワ
[ゲスト・ダンサー]
Maria Kochetkova
イサック・
エルナンデス
(リード・プリンシパル)
Isaac Hernández
ローレッタ・
サマースケールズ
(プリンシパル)
Laurretta Summerscales
セザール・
コラレス
(ファースト・ソリスト)
Cesar Corrales
カーチャ・
カニューコワ
(ジュニア・ソリスト)
Katja Khaniukova
金原 里奈
(アーティスト)
Rina Kanehara
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
※記載の配役は2016年12月26日現在の予定です。カンパニーの都合等で変更になる場合がありますので、ご了承の上、チケットをお求めください。配役変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替はいたしません。正式な配役は公演当日に発表いたします。