レジスタンスの闘い、破壊と創造の神の舞。
争いを超えた愛、そして母なる海...

20世紀最高の振付家の一人と称される巨匠モーリス・ベジャール。東京バレエ団は1982年「ボレロ」のバレエ団初演以来、彼の22の傑作を託され、日本全国はもとより欧州を中心に世界中で披露して喝采を浴びてきました。そのベジャール作品が初めてレパートリー入りしてから40年という節目の今年、ベジャールの3大傑作の一つとされる「火の鳥」9年ぶりの上演を含む〈ベジャール・ガラ〉を開催します。

ストラヴィンスキーの音楽に内在する革命的な要素を汲み取って創作された「火の鳥」は、レジスタンスになぞらえて描かれます。パルチザンのグループから生まれた真紅のリーダーが斃れるも不死鳥として復活。暗示されるのは人類の不屈の闘いです。インドの官能的な音楽にのせた「バクチIII」は、真っ赤なタイツに身を包んだ破壊と再生の神シヴァと妻シャクティの、熱狂的で陶酔を誘う舞。ベジャール版「ロミオとジュリエット」は1966年に反戦のメッセージを掲げて初演。恋人たちのパ・ ド・ドゥが争いと憎しみを超えた愛を訴えます。そして「ギリシャの踊り」では、ベジャールの創作にたびたび登場する“母なる海”が圧倒的な大きさ、広がりをもって私たちを包み込み癒してくれます。

生命力と大きな愛に溢れたベジャールのダンスは、いま感染症の蔓延や戦禍のニュースによって荒みかけた私たちの心にかならずや染み込んでくるはずです。

Photo:Yoshihiro Kawaguchi

モーリス・ベジャール (1927-2007) Maurice Béjart

バレエを“20世紀の芸術”として確立したフランスの振付家。哲学者ガストン・ベルジェを父に、マルセイユに生まれる。パリでダンサーとしてキャリアを開始、1949年にはストックホルムのクルベ リ・バレエに招かれる。初の振付作品はストラヴィンスキー音楽の『火の鳥』(1950)。パリに戻ると エトワール・バレエ団を結成、『孤独な男のためのシンフォニー』ほか精力的に作品を発表した。 1959年、ベルギー王立モネ劇場支配人モーリス・ユイスマンに招かれ、『春の祭典』を創作。翌年20世紀バレエ団を設立し、『ボレロ』を創作。その後、『現在のためのミサ』(1967年)、『火の鳥』 (1970)を発表。20世紀バレエ団は1987年にスイスに本拠を移し、ベジャール・バレエ・ローザン ヌに形を変えた。ダンス学校ムードラをブリュッセルに設立(1970)、1992年にはルードラをローザンヌに設立した。その後も『バレエ・フォー・ライフ』『くるみ割り人形』などを発表。東京バレエ団のために『ザ・カブキ』(1986)、『舞楽』(1988)、『M』(1993)を創作している。勲三等旭日中綬章 (1986)、ベルギーのコロナ勲章(1988)、高松宮殿下記念世界文化賞(1993)等を授与される。2007年11月22日、最後の作品『80分間世界一周』の創作中、ローザンヌにて死去。

7月22日(金)19:00
7月23日(土)14:00
7月24日(日)14:00
予定されるプログラム (順不同)

「ギリシャの踊り」
音楽:ミキス・テオドラキス

ソロ: 樋口 祐輝(7/22)
柄本 弾(7/23)
池本 祥真(7/24)

「ロミオとジュリエット」(パ・ド・ドゥ)
音楽:エクトル・ベルリオーズ
秋山 瑛、大塚 卓(7/22、23)
足立 真里亜、樋口 祐輝(7/24)

「バクチIII」
音楽:インドの伝統音楽
上野 水香、柄本 弾(7/22、24) 伝田 陽美、宮川 新大(7/23)

「火の鳥」
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

火の鳥: 池本 祥真(7/22、23)
大塚 卓(7/24)
フェニックス: 柄本 弾(7/22、23、24)

会場:東京文化会館(上野)

上演時間:約2時間15分(休憩2回含む)
音楽は特別録音による音源を使用します。

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  一般 CAT会員
S ¥13,000 ¥11,700
A ¥11,000 ¥9,900
B ¥9,000 ¥8,100
C ¥7,000 ¥6,300
D ¥5,000 ¥4,500
E ¥3,000 ¥2,700
U25
シート
¥1,500
座席表 PDF
ペア割引
[S,A,B席]
2枚で1,000円割引
親子割引
[S,A,B席]
お子様が半額(対象:小学生~高校生)

入場券ご購入にあたり、下記についてあらかじめご了承ください。

本公演は政府の方針をふまえ、東京都や劇場の定めた新型コロナウイルス感染予防のためのガイドラインを遵守し、細心の注意を払って開催いたします。なお、今後のコロナ禍の影響により公演開催やお客様への注意事項に変更が生じる場合もございます。ご来場前には必ず弊財団公式ホームページやご案内メール等でご来場時の注意事項をご確認くださいますよう、お願い申し上げます。

※表記の出演者は4月15日現在の予定です。ダンサーの怪我等により変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。出演者変更によるチケットの払い戻し、日にち変更はお受けできません。正式な出演者・演目は当日発表とさせていただきます。
※未就学児童のご入場はお断りします。

  • CAT会員WEB先行発売
  • 4/26(火)21:00〜5/18(水)18:00
  • NBS WEBチケット先行発売
  • 5/10(火)21:00〜5/18(水)18:00
  • 一般発売
  • 5/20(金)10:00より
  • 親子割引[座席選択不可 S~B席]
  • 5/31(火)10:00より
  • U25シート[座席選択不可 当日引換]
  • 6/22(水)20:00より

e+ (イープラス) https://eplus.jp/
※座席選択先行受付 5/18(水)~5/19(木)
チケットぴあ Pコード:511-878
https://t.pia.jp/
※プリセール 5/18(水)~5/19(木)
ローソンチケット Lコード:34973
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※座席選択先行受付 5/18(水)~5/19(木)
楽天チケット 050-5434-7343(平日10時~17時)
http://r-t.jp/classics
※座席選択先行受付 5/18(水)~5/19(木)
東京文化会館
チケットサービス
03-5685-0650
(電話10時-18時・窓口10時-19時、休館日を除く)
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助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
主催: 公益財団法人日本舞台芸術振興会
後援: 一般社団法人日本バレエ団連盟

NBSチケットセンター 
(月-金 10:00~16:00 土日祝・休)

03-3791-8888

本公演は新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを考慮し、細心の注意を払って開催いたします。
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