地中海を舞台に、壮大な愛と冒険の物語が繰り広げられる「海賊」。
東京バレエ団ではロシアのセルゲイエフ版を基にしたアンナ=マリー・ホームズ版を2019年に初演しました。この秋、新たなキャストも加わった再演の舞台の幕があきます。
海賊の首領コンラッドをつとめる秋元康臣と宮川新大に、舞台への意気込みを聞きました。
――お二人にとって「海賊」はどんな演目ですか?
――そんな憧れの演目が新制作として東京バレエ団で上演された2019年の時のことをお聞かせください。
コンラッドを踊る秋元康臣(2019年公演より)
Photo: Kiyonori Hasegawa
――2019年には秋元さんはコンラッド、宮川さんはアリとランケデムの2役でした。
――古典バレエでプリンシパルがつとめる主役は、そのほとんどがナイーブでエレガントな王子様。「海賊」のコンラッドのような男らしいキャラクターは、むしろ稀有な役どころです。愛するメドーラを救うため自ら策を練り、闘い、勝利するコンラッドの"俺について来い!"的な姿は、先の見えない今の時代、観客をスカッとさせてくれる理想のリーダー像ともいえます。
アリを踊る宮川新大とメドーラ役の上野水香(2019年公演より)
Photo: Kiyonori Hasegawa
――お二人は2015年8月3日、同じ日に東京バレエ団に入団されたそうですね? お互いの印象は?
――昨年からのコロナ禍では、舞台を取り巻く環境が大きく変わりました。
――最後に「海賊」の見どころを教えてください。
Q1)バレエダンサーでなかったら何になりたかった?
秋元:バレエダンサーにならなくても何か舞台上で表現したり、身体を使う事をしたかったと思う。
宮川:小さい頃はお笑い芸人になりたかった記憶がある。
Q2)女性に生まれ変わったら踊ってみたい役は?
秋元:「ドン・キホーテ」のメルセデスや「眠れる森の美女」のリラの精など、主役というより少し強めな女性を演じてみたい。
宮川:ブルメイステル版「白鳥の湖」のスペインのソリストを踊ってみたい!
Q3)最近のマイブームは?
秋元:一日終わりの水風呂!
宮川:仕事帰りにマックシェイクを飲むこと。
Q4)よく聴く音楽は?
秋元:クラシックでもJ-POPでも洋楽でも、その時の気分に合わせて色々な音楽を聴く。
宮川:最近はiTunesなどで昔のヒット曲(邦楽も洋楽も)をランダムに聴いている。
Q5)おすすめの映画は?
秋元:もともと車好きなので「ワイルド・スピード」は欠かさず見ている。好き嫌いあるかと思うが、おすすめ!ちなみにまだ最新作は見られていない。
宮川:僕もまだ見られていないが「ワイルド・スピード」! 絶対面白いはず!
Q6)おすすめの本は?
秋元:伊坂幸太郎さん。
宮川:最近は忙しくて本は全然読めていないが、いいメンタル強化の本を探している。オススメあったら教えて!
Q7)もし海賊船を手に入れたら、誰とどこに旅したいですか?
秋元:危険も伴いそうなので大切な人はさておき、男だけであてもなく航海してみたい。愛猫は連れて行く。
宮川:一人でモルディブあたりに行きたい!
取材・文:清水井朋子(ライター)
9月23日(木・祝)14:00
9月24日(金)19:00
9月25日(土)14:00
会場:東京文化会館
メドーラ:
沖 香菜子(9/23)、上野 水香(9/24)、秋山 瑛(9/25)
コンラッド:
秋元 康臣(9/23)、柄本 弾(9/24)、宮川 新大(9/25)
アリ:
池本 祥真(9/23)、宮川 新大(9/24)、生方 隆之介(9/25)
ギュルナーラ:
伝田 陽美(9/23)、三雲 友里加(9/24)、中川 美雪(9/25)
指揮:冨田 実里
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
S=¥13,000 A=¥11,000 B=¥9,000
C=¥7,000 D=¥5,000 E=¥3,000
U25シート=¥1,500
*ペア割引あり[S,A,B席]
*親子割引あり[S,A,B席]
9月26日(日)14:00
会場:東京文化会館
舞台の魅力体験
①プレ・トーク開催!
②舞台装置のヒミツを特別公開!
*詳細は公式サイトをご覧ください。
メドーラ:上野 水香
コンラッド:柄本 弾
アリ:宮川 新大
ギュルナーラ:三雲 友里加
指揮:冨田 実里
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
S=¥13,000 A=¥11,000 B=¥9,000
C=¥7,000 D=¥5,000 E=¥3,000
U25シート=¥1,500
*ペア割引あり[S,A,B席]
*親子割引あり[S,A,B席]