毎月第1水曜日と第3水曜日更新
コロナ禍で過ごすことはや2年。各国劇場からはライブ配信をはじめ、興味深いプログラムもあるとはいえ、音質・画質のクオリティを求める派にとってNHK-BSのプレミアムシアターは、大きな魅力となっていることでしょう。2月、3月、オペラ・ファン、バレエ・ファンにとって見逃せないプログラムをピックアップしてご紹介。
2021年12月7日、2年ぶりとなったミラノ・スカラ座のシーズン開幕公演のレポートは、当サイトでもすでに昨年12月に田口道子さんによるレポートでご紹介しましたが、NHK BSプレミアムシアターでの放送を心待ちにしていたファンも多いはず。お見逃しなく！
2月13日(日)午後11時20分〜
ミラノ・スカラ座開幕公演『マクベス』
指揮：リッカルド･シャイー
演出：ダヴィデ･リーヴェルモル
出演
マクベス：ルカ･サルシ
バンクォー：イルダール･アブドラザコフ
マクベス夫人：アンナ･ネトレプコ
マクダフ：フランチェスコ･メーリ ほか
合唱：ミラノ･スカラ座合唱団
管弦楽：ミラノ･スカラ座管弦楽団
ミラノ・スカラ座『マクベス』
Photo: Brescia e Amisano © Teatro alla Scala
2021年10月、パリ・オペラ座で初演された新作バレエ「赤と黒」は、ピエール・ラコットが、スタンダールの同名の小説からインスピレーションを受けて全3幕のバレエに仕立てたもの。2019年のダンサーたちのストライキ、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンによる影響で、公演実現は当初の予定よりかなり遅れることとなりました。豪華な装置と衣裳も魅力とか。
オペラの方は昨年、不慮の事故で亡くなったエディタ・グルベローヴァとこれまた不世出のテノール、ルチアーノ・パヴァロッティによる『リゴレット』。音声は1981年にウィーンで、映像は翌82年のイタリア各地での収録とのこと。グルベローヴァは、1980年にウィーン国立歌劇場日本公演で初来日。キャリアを重ね、大プリマとなってからのグルベローヴァを知る人は多いはずですが、若き日の瑞々しいグルベローヴァのジルダにも、あらためて驚かされるのではないでしょうか。時代に名を残す二人の偉大な歌手の共演をじっくりと楽しむ機会となることでしょう。
３月13日(日) 午後11時20分～
パリ･オペラ座バレエ「赤と黒」
歌劇『リゴレット』
パリ･オペラ座バレエ「赤と黒」
振付･台本･衣装･装置：ピエール･ラコット
音楽：ジュール･マスネ
出演
ジュリアン･ソレル：ユーゴ・マルシャン
レナール夫人：ドロテ･ジルベール
マチルド：ビアンカ･スクダモーア
エリザ：ロクサーヌ･ストヤノフ ほか
パリ・オペラ座バレエ団
管弦楽：パリ･オペラ座管弦楽団
指揮：ジョナサン･ダーリントン
歌劇『リゴレット』(全３幕)
指揮：リッカルド･シャイー
演出：ジャン･ピエール･ポネル
出演
マントヴァ公爵：ルチアーノ･パヴァロッティ
リゴレット：イングヴァル･ヴィクセル
ジルダ：エディタ･グルベローヴァ
マッダレーナ：ヴィクトリア･ヴェルガーラ ほか
合唱：ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽：ウィーン･フィルハーモニー管弦楽団
※放送内容は変更になる場合があります。
プレミアムシアター公式ホームページ https://www.nhk.jp/p/premium/ts/MRQZZMYKMW/
