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Photo: Agathe Poupeney / OnP

2023/03/15(水)Vol.466

オニール八菜、パリ・オペラ座エトワールに昇進
7月には日本で〈オペラ座ガラ〉が実現!
2023/03/15(水)
2023年03月15日号
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バレエ

Photo: Agathe Poupeney / OnP

オニール八菜、パリ・オペラ座エトワールに昇進
7月には日本で〈オペラ座ガラ〉が実現!

オニール八菜が日本人で初めてパリ・オペラ座のエトワールに任命されたことは、"快挙"という言葉とともにいくつものニュースで報じられました。世界最古にして最高峰と認められるパリ・オペラ座バレエ団は、世界のトップクラスの他のバレエ団に比べると、外国人ダンサーの所属自体が非常に少ないというのも事実。そうしたなかで、日本人の母とニュージーランド人の父をもつオニール八菜が最高位であるエトワールに任命されたことは、バレエ界にとって大きなニュースだったのです。
3月2日、パリ・オペラ座バレエ団のガルニエ宮における公演〈ジョージ・バランシン〉で、「バレエ・インペリアル」に主演したオニール八菜とフランス出身のマルク・モローは、パリ・オペラ座バレエ団の新しい芸術監督ジョゼ・マルティネスの推薦により、アレクサンダー・ネーフ総裁によって舞台上で任命され、バレエ団と観客から盛大な祝福を受けました。
「あまりにも突然でまったく想像していなかったので、アレクサンダー・ネーフが私の名前を呼んだ瞬間とってもびっくりしてしまいました。でもこれからは、もっともっと舞台で自由にいろいろな役を表現するのが楽しみです」
とオニール八菜は今回の任命についてコメントしています。

(左から)ジョゼ・マルティネス芸術監督、マルク・モロー、オニール八菜、アレクサンダー・ネーフ総裁
Photo: Agathe Poupeney / OnP
エトワール任命を受けたオニール八菜とマルク・モロー
Photo: Agathe Poupeney / OnP

そして、このニュースとともに日本のバレエ・ファンにはさらに嬉しいニュースです!
NBSでは、この夏、オニール八菜、マルク・モローという二人の新エトワールを含むパリ・オペラ座バレエ団の精鋭たちを迎えて〈オペラ座ガラ〉ーーヌレエフに捧ぐーーの開催することとなりました。
この公演は、ルドルフ・ヌレエフ没後30年を記念して、"ヌレエフ世代"の一人である元エトワールのフロランス・クレールの指導のもと、エトワール6名を含む総勢14名が、ヌレエフゆかりのレパートリーを披露するガラ公演です。オニール八菜、マルク・モローのエトワール任命後、初のお披露目の機会、これは見逃せません! 

ルドルフ・ヌレエフ没後30年記念
〈オペラ座ガラ〉─ ヌレエフに捧ぐ ─

2023年7月26日(水)~7月30日(日)
会場:東京文化会館(上野)

予定されている出演者
マチアス・エイマン、ジェルマン・ルーヴェ、ポール・マルク、マルク・モロー、オニール八菜、パク・セウン以上エトワールほか総勢14名
公演の詳細は公式サイトをご覧ください。
https://www.nbs.or.jp/stages/2023/opera-gala/