全世界がコロナ禍に見舞われている状況ですが、ウィーン国立歌劇場は例年通り9月の2020/21シーズン開幕を予定しています。"オペラの殿堂"と呼ばれるウィーン国立歌劇場の2020/21シーズンは、総裁と音楽監督、いわば歌劇場における車輪の両輪が交代するという意味で"新時代"の幕開けとしても注目されています。
ウィーン国立歌劇場が2020/21シーズンのプログラムを発表したのは、まだ新型コロナ感染拡大の真っ只中といえる4月終盤のことで、もちろん劇場は閉鎖中であり、次のシーズンがどうなるかわからないというなかでのことでした。
そして5月に入ると、公式Facebookに新総裁ボグダン・ロシチッチが登場する動画が次々にアップされました。ウィーン国立歌劇場総裁として目指すことや、思いなどを語っています。
ここではそのうち、「彼のチームを語る」と題した動画をご紹介します。
フィリップ・ジョルダン音楽監督とのこと、また、こちらも新任となるバレエ団の芸術監督についてなどを語っています。
ボグダン・ロシチッチ
1964年セルビアのベオグラードに生まれオーストリアで育った。哲学と音楽学を学んだ。オーストリアのラジオ局やデッカ・ミュージック・グループのトップを歴任し、2009年からはソニー・ミュージックエンタテイメントのクラシック部門を率いた。2016年12月、ウィーン国立歌劇場が2020年から5年を任期とする新総裁に任命することを発表した。
◾️ウィーン国立歌劇場ホームページ
https://www.wiener-staatsoper.at/en/