梅雨入りの報せが気になる頃ですが、ファッション界は常に季節を先取り。4月6日には国立代々木競技場第二体育館で、デザイナー芦田多恵さんの2022-23秋冬コレクションが開催されました。昨年がデビュー30周年という芦田さんにとって記念すべきショーとなった今回、そのオープニングに東京バレエ団の柄本弾が登場しました。世界的ダンサーで振付家としても活躍するTAKAHIRO氏振付による「ボレロ」のスペシャルパフォーマンスは、特別アレンジによる音楽が用いられた3分ほど。東京バレエ団での「ボレロ」とは異なり、赤い円卓はなく、円形のランウェイ全体が使われています。写真で赤く見えるのは照明のデザインによるもの。いつもの円卓の上のソロとは異なる力強さとしなやかさを感じさせる柄本の踊りは、約1,200名のお客さまの目を楽しませ、ランウェイショーのスタートを彩りました。
バレエのさまざまな役柄に挑むだけでなく、異ジャンルの経験を重ねることが、今後の柄本の舞台にも活かされていくことになるのかもしれません。
『TAE ASHIDA 30th ANNIVERSARY AUTUMN WINTER COLLECTION 2022-2023』の動画はこちらから
柄本のパフォーマンスに続いてショーもご覧いただけます。
https://jun-ashida.jp/pages/collection_ta_aw2022_2023
Photo: © jun ashida