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2024/02/21(水)Vol.488

「オリガ・スミルノワのジゼル in cinema」
2024/02/21(水)
2024年02月21日号
オペラ
関連情報

「オリガ・スミルノワのジゼル in cinema」

ロシアのボリショイ・バレエのプリマとして活躍し、次代を担う"新女王"の呼び声が高かったオリガ・スミルノワ。彼女は2022年2月に開始されたロシアのウクライナ侵攻を受け、翌3月にボリショイ・バレエを退団、祖国を離れ、オランダ国立バレエ団に電撃移籍しました。
それから2年が経つ今年3月、オランダ国立バレエ団で輝くオリガ・スミルノワが映画館に登場します。題して「オリガ・スミルノワのジゼル in cinema」。
スミルノワが出演する舞台は、ボリショイ・バレエ所属時に、『眠れる森の美女』、『ラ・バヤデール』、『白鳥の湖』、『ジゼル』などが「ボリショイ・バレエ in シネマ」で上映されてきました。このとき製作を手がけていたパテ・ライブが、再びスミルノワをスクリーンに呼び戻すべく、オランダ国立バレエ団での『ジゼル』を撮影したことにより、世界の映画館での上映が実現したそうです。

Photo: Sasha Gouliaev

ヨーロッパの名門オランダ国立バレエ団の『ジゼル』は、伝統的側面を重んじながらも、アルブレヒトの内面描写に重きを置くなど、普遍的で偉大なロマンティック・バレエの金字塔に新たな命を吹き込んだ意欲作といわれます。 アルブレヒトを演じるのは、スミルノワと同じくボリショイを離れたプリンシパル、ジャコポ・ティッシ。長身を生かした優美な踊りに定評がある正統派ダンスール・ノーブルです。

Photo: Sasha Gouliaev

オリガ・スミルノワは、今年の夏に開催される「第17回世界バレエフェスティバル」への出演も発表されました。ダイナミックさ、完璧なテクニックとルックスを備えたオリガ・スミルノワは、映画館でも舞台でも観る者を魅了します。

「オリガ・スミルノワのジゼルin Cinema」

3⽉8⽇(⾦)より Bunkamuraル・シネマ 渋⾕宮下ほか全国映画館にて順次公開

撮影場所:オランダ国⽴歌劇場/撮影時期:2023年10⽉/上映時間:115分
主演:オリガ・スミルノワ、ジャコポ・ティッシ
新演出・振付:ラシェル・ボージャン、リカルド・ブスタマンテ/改訂振付:マリウス・プティパ/原振付:ジャン・コラリ、ジュール・ペロー
美術・⾐装:トゥール・ヴァン・シャイク
⾳楽:アドルフ・アダン
伴奏:オランダ・バレエ・オーケストラ
指揮:エルマンノ・フローリオ
配給:ALFAZBET
配給・宣伝協⼒:dbi inc.
© Pathe Live

Photo: Sasha Gouliaev