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2017年にピアノコンクールを題材とした小説『蜜蜂と遠雷』で直木賞を受賞した恩田陸さん、この3月にはバレエ小説『spring』が単行本として発売されました。構想・執筆に10年の歳月がかけられたというこの作品は、一人の天才の人生を追う"新世代バレエ小説"。「ちくま」2020年3月号〜2023年6月号に連載中からバレエファンの熱い反応が寄せられていましたが、今回単行本としての発売となりました。
バレエダンサーで振付家でもある男子を主人公としたこの作品について、実は東京バレエ団ファーストソリストの生方隆之介が恩田さんのインタビューを受け、創作に協力しました。
生方の協力は取材だけでなく、書籍の下部の「パラパラ漫画」のシルエットも！ ページをめくるとダンサーが踊りだす遊び心にあふれたしかけが隠されていますが、このシルエットのモデルは生方と南江祐生（元東京バレエ団）がつとめました。
表現者を描く恩田作品ファンはもとより、ご本人自身が「自分で書いてこんなにもときめいてしまった主人公は初めて」とのことで、バレエファンにとっては期待度が上がります。
単行本の初版限定特典として二次元バーコードから読める、「書き下ろし番外編」あり。ただし、これは2024年9月30日までの限定公開です。
※生方の「パラパラ漫画」および「書き下ろし番外編」は紙版のみ。電子版には収録されません。
「パラパラ漫画」の シルエット
直木賞作家の恩田陸さんの新刊、バレエ小説『spring』
3月22日発売
四六判上製／448ページ
定価：1,980円（10% 税込）
ISBN：978-4-480-80516-4
特設サイトでは紹介動画もご覧いただけます。
https://www.chikumashobo.co.jp/special/spring/
