フィガロジャポン9月号(7月17日発売)は、「パリ・オペラ座の魅力。」と題した大特集。バレエ・ファンのなかには、すでにジェルマン・ルーヴェの表紙にハッとした方もいるかもしれません。実は同誌はこの9月号に二つの表紙を作成。ジェルマン・ルーヴェの視線にドキドキさせられるのは同誌の増刊のほうです。もっとも、オペラ座の魅力に迫る内容は通常版も増刊も同じです。
さてではその内容について。豪華絢爛な名建築として知られるガルニエ宮の壮麗さはもとより、世界最古にして最高と謳われるバレエ団であるパリ・オペラ座バレエ団にフォーカスを当てた内容としては、今年10月に19年間務めたエトワールを退くドロテ・ジルベールやジェルマン・ルーヴェのロング・インタビューをはじめ、バレエ団のトップに立つエトワールたちの楽屋での舞台とは異なる美しいショット、若手エトワールの一日を追いかけた記事、OGを含めた女性ダンサーたちのそれぞれの生き方の紹介も興味深い内容です。そして、この「パリ・オペラ座の魅力。」と題された特集は、ダンサーだけに止まりません。舞台を支えるさまざまな"職人"たちもその現場写真とともに紹介されています。衣裳を担当するクチュール部門、かつらやメイクを担当するウィッグ・メイクアップ部門、小道具部門といったあたりは舞台を観る者にとってはお馴染みでしょう。しかし、ダンサーたちの身体を管理するメディカルチームがあることに、さすが世界最高峰のバレエ団!と思わされます。
2026/27シーズンのプログラムの紹介では、2027年5月の東京バレエ団公演『かぐや姫』もラインナップされていて、これにちなんで柄本弾のインタビューも。12年前に『ザ・カブキ』でガルニエ宮の舞台に初めて立ったときの心境をあらためて思いながら、再びパリ・オペラ座の舞台への意欲を高めています。
さて、この特集には日本のバレエ・ファンにとって"有益"な記事も。8月19日(水)から開催される〈エスプリ・ドゥ・ラ・ダンス〉も4ページにわたっての記事となっています。エトワールたち一人ひとりのメッセージとともに、この公演のプロデューサーであるジル・イゾアールが、11名の出演ダンサーそれぞれに送ったメッセージも紹介されているので、公演をご覧になる方は必読かも。
フィガロジャポン「パリ・オペラ座の魅力。」に紹介されている、ガルニエ宮を満喫するための実用ガイドや、公式ブティックのお土産、現地の劇場周辺情報などを見ると、すぐにでもパリに行きたくなってしまいそうです。
フィガロジャポン2026年9月号
定価1,000円(税込)/ 電子版730円(税込)/ 2026年7月17日発売
https://madamefigaro.jp/magazine/