英国ロイヤル・バレエ団 2008年日本公演 最新情報

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2008年5月 Archive

英国ロイヤル・バレエ団 メディア情報

◇ダンスマガジン 7月号
マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスの来日直前インタビューが掲載されています。

◇DANZA 第16号(6・7月号)
マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスのインタビュー、英国ロイヤル・バレエ団特集が掲載されています。

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英国ロイヤル・バレエ団 メディア情報

◇@ぴあ (チケットぴあ webサイト)
マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレルのインタビューが掲載されました。

記事はこちらからご覧ください → @ぴあ インタビュー

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英国ロイヤル・バレエ団 ティアゴ・ソアレス インタビュー

先日のプロモーションの際、空港からホテルに荷物を置いただけで、まっすぐにNBSに駆けつけてくれたティアゴ・ソアレス。彼の最初の取材がこの岩城京子さんのインタビューでした。「目が充血しているから、サングラスをかけたままでもいいかな・・・」と言いつつ、丁寧に質問に答えてくれたティアゴ。バレエを始めて10年足らずで、彼がいかにしてロイヤルのプリンシパルまで上り詰めたのか・・・興味深いインタビューとなりました。

ティアゴ・ソアレス インタビュー
岩城京子(演劇・舞踊ライター)

生まれつきの気品漂う物腰とラテン系ならではの情熱的な色香で、コヴェントガーデンの客席を桃色吐息でうめつくすティアゴ・ソアレス。バレエを習い始めて5年強でロイヤル・バレエ団への入団を認められてしまった恐るべき身体的素養の持ち主である彼は、実は『白鳥の湖』のジークフリートから『眠れる森の美女』のカラボス(!)まで踊りこなせる無二のアクターダンサーでもある。カリスマ・テクニック・演技力のすべてにおいて並ならぬポテンシャルを抱く27歳の若きブラジリアン・プリンシパルにその生い立ちから話を訊いた。

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――16歳で本格的にバレエを始めたと聞きました。これは一般的にはかなり遅いスタートですよね。

確かにそうだね。けど僕は8〜9歳の頃から兄と一緒に地元のヒップホップ大会に出場してたし、あと食事面での生活が保証されることもあって同時期にサーカスの訓練学校にも通っていた。僕はブラジルのとても貧しい家庭で育ったから、ストリートから抜け出すためならなんだってチャレンジしてたんだ。で、そんなおり16歳のときにある男性が僕のもとにやってきて「君にはすばらしいバレエダンサーになれる才能があるよ」と言ってきた。それで僕は初めてリオにあるバレエ学校に出向くことになって、本当に一目でバレエが好きになってしまった。だからそれからは毎日バレエ漬け。一日少なくとも6時間はレッスンを受けていた。でもそうしたハードな訓練の成果もあって、2年後の98年にはパリ国際バレエコンクールで銀賞をとれるまでに成長していたよ。

――あなたはその後、母国のリオ・デ・ジャネイロ市立劇場で数年間プリンシパルとして活躍して、02年にロイヤル・バレエ団に移籍します。その経緯について教えてください。

01年に僕はモスクワ国際バレエコンクールで金賞を受賞したんだけど、その受賞者のガラ公演にちょうどロス・ストレットン(当時の芸術監督)が来ていたんだ。それでよりインターナショナルな場で踊ることを切望していた僕は、彼にそのとき直接オーディションを受けたいと申し出た。それがきっかけで半年後にバレエ団に呼ばれることになって、僕はモニカ・メイスン(現芸術監督)の前で審査を受けたんだ。そのときモニカは僕に「あなたには確かに才能がある。けどまずは私たちと同じ身体言語を覚える必要がある。だからまずは群舞からはじめなさい。すぐにソリストにしてあげるから」と言ってきた。当時すでにブラジルでプリンシパルとして踊っていた僕としては、いきなり宮廷で槍を持って突っ立ってるような役に戻るのは正直つらかったけど(笑)、でもダンサーにとってのロイヤル・バレエは役者にとってのハリウッドみたいなものだから。すぐに「イエス」と応えたよ。

――入団後数年間は、王子から、カラボスから、シンデレラの義理の姉妹まで、本当に幅広い役を演じていましたよね。

僕が最初に主役を任されたのはナターシャ(ナタリア・マカロワ)版の『眠れる森の美女』。そのときはジョニー(ジョナサン・コープ)が体調を崩して、僕が代役を務めることになったんだ。けどそのとき僕はカラボスも踊ってたし、ペザントのパドドゥも踊ってたし......、君がいま言ったようになんでもかんでも踊っていた。その頃は本当に何か役柄に空きがあるとまわりの人たちが「ティアゴ、ゴー!」って言って僕を送り込んでいたんだ(笑)。一度なんか同じショーで「王子とカラボスの一人二役ができないか」って提案されたときがあってね。さすがにそのときは「ノー」って断ったけど。

――あなたがオリオンを踊った『シルヴィア』を、1月のコヴェントガーデンで観ました。悪役であるにも関わらずどこかシンパシーを感じてしまう人間味のある役作りが印象的でした。

ありがとう。それは嬉しいコメントだね。オリオンというのは本当に、ただの獣ではないんだ。彼は単純に絶望的なまでにシルヴィアの美しさに惚れていて、彼女をモノにしたいがために無理矢理に連れ去ってしまう。なぜなら彼はそれしか術を知らないから。奴隷を従えるような身分の彼にしてみれば、人間はモノとして扱って手に入れてもいいものなんだ。だから僕からしてみればオリオンは確かに荒々しい男ではあるけど、彼は彼なりに精一杯生きてるだけ。ただの悪役ではまったくない。あとはお客さんには是非アシュトンの、最高に知的な振付けを堪能してもらいたい。特に第3幕のパドドゥでは振付けそのものが"人物像の対比"を語っている。つまりアシュトンはおのずと女性が神のように強く美しく見えるように、そしてそれに対比して男性がもろく素朴に見えるようにと振付けを構成しているんだ。本当に見事なできばえの芸術作品だよ。きっと日本のお客さんにも楽しんでもらえるんじゃないかな。

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マリアネラ・ヌニェスとともに(NBS事務所にて撮影)
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英国ロイヤル・バレエ団 メディア情報

□日本経済新聞(5月19日朝刊)
「文化往来」にマリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスの記事が掲載されました。

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英国ロイヤル・バレエ団 ヌニェス&ソアレス ビデオメッセージ

5月1日・2日に、日本公演のプロモーションのために来日したマリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスの日本の皆様へのビデオメッセージをお届けします。
今回のプロモーションでは、取材の大半を目黒にあるNBSの事務所で受けました。このビデオメッセージは、NBSでの最後のインタビューの後に撮影したのですが、ほとんどの取材が終わったことにホッとしたのか、何かがツボにはまってしまったのか・・・マリアネラが笑い虫に取り憑かれ、笑う、笑う、笑う・・・。
最初は一緒に笑っていたティアゴもマリアネラの笑いがあまりにも止まらないので、「プロフェッショナル!! プロフェッショナル!!」と手を叩いてマリアネラに檄をとばすことに。ビデオに残る、笑い虫に取り付かれたマリアネラの様子は、皆様にもお見せしたいくらい可愛い・・・のですが、そいれはまたの機会(?)に。まずは、二人からの明るくてチャーミングなビデオメッセージをご覧ください。


【メッセージ日本語訳】
マリアネラ:こんにちは。英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのマリアネラ・ヌニェスです。
ティアゴ:英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのティアゴ・ソアレスです。
マリアネラ:私たちは7月に『シルヴィア』と『眠れる森の美女』を、英国ロイヤル・バレエ団メンバーと一緒に踊ります。二人とも、東京に来られるのをとても楽しみにしていますし、英国ロイヤル・バレエ団のメンバーもみな、また日本に戻ってこられることを喜んでいます。
ティアゴ:皆さまが(7月の)公演を楽しんでくださるよう願っています。また日本に来られるのはとても嬉しいですし、これからも何度も訪れたいとと思っています!
マリアネラ:またすぐにお会いしましょう!
ティアゴ:またね!

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英国ロイヤル・バレエ団 メディア情報

□DANCE CUBE (チャコットweb magazine)
チャコット渋谷本店で5月2日に行われた、マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスのサイン会のレポートが掲載されました。

記事はこちらからご覧ください。 →DANCE CUBE ヌニェス&ソアレスサイン会レポート

□FRaU 6月号(講談社/5月12日発売)
STAGEページで、公演情報が掲載されています。

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英国ロイヤル・バレエ団 ヌニェス&ソアレス 来日企画 Vol.3

プロモーション1日目

朝8時45分に、「時差ぼけで4時に目が覚めちゃったわ!」と言いながらも、元気溌剌、爽やかな笑顔でNBSの事務所に到着したマリアネラ・ヌニェス。山のような取材を前に、東京バレエ団の稽古場でみっちり1時間の自主稽古。そして、早速その様子を撮影するカメラマンの姿が・・・。マリアネラのハードな一日はこうして始まりました。

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取材は、女性誌のインタビューからスタート。最初のインタビュアーはロンドンでもマリアネラに取材した岩城京子さんだったので、和やかな雰囲気でインタビューが進みました。彼女の笑顔と明るさに、編集者もカメラマンも一気に引き込まれてしまった様子でした。

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2件目の新聞のインタビューに、待ちに待ったティアゴ・ソアレスが空港から到着! インタビュールームに現れたティアゴの姿を認めた瞬間、マリアネラは「幸せ!」を絵に描いたような笑顔に。ティアゴは飛行機の中でほとんど眠れず、ずっとPCに向かっていたそうですが、早速の記者の質問にも丁寧に答えていました。

午前中に3件の取材を終え、ランチはマリアネラの希望で「お寿司」。「私はHappy Girlだわ!!」と器用に箸をつかいながらお寿司をほおばるマリアネラの様子を見ているだけで、こちらまで幸せな気持ちになってきます。彼女からはまるで"幸せオーラ"が出ているのではないかと思ってしまったのでした。

午後からは、また取材の嵐。バレエを始めたきっかけ、ロイヤルに入るまでの道のり、日本公演で上演される「シルヴィア」「眠れる森の美女」の魅力、ロイヤル・バレエ団の魅力、ドラマティックなプロポーズのエピソードなど、表情たっぷりに丁寧に質問に答えるマリアネラとティアゴに、取材陣は「本当に魅力的な二人ですね!」と、すっかり二人の応援団になってくださった様子。
NBSの事務所内に簡易スタジオを設置した女性誌の撮影では、カメラマンの指示に応えて、寄り添い、互いに見つめあいながらポーズをとる二人には愛が溢れ、スタッフ全員がため息をつくほどドラマティクな雰囲気を醸しだしていました。完成写真をお楽しみに。

全ての取材が終わったのは、7時半。取材中は時差ぼけや長旅の疲れもみせず、頑張って笑顔で対応していた二人も、さすがに疲れた表情でしたが、「明日も9時からレッスンするから」と元気に笑ってホテルに戻りました。

マリアネラとティアゴの日本公演プロモーションは本日も続きます。18時30分からのチャコットで行われるるサイン会にもぜひご来場ください!

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