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2011:09:02:17:00:082011/09/02   

シルヴィ・ギエム<HOPE JAPAN TOUR>福島特別公演決定!


11-07.05Guillem.jpgシルヴィ・ギエム<HOPE JAPAN TOUR>は、岩手県盛岡市での特別公演(岩手県民会館)に続き、福島県いわき市での公演が決定しました!
会場となる、いわき芸術文化交流館アリオスは、東日本大震災により大きな被害を受け、震災から半年が過ぎようとする今も、一部施設は使用できない状態が続き、再オープンに向けて準備が進められています。
<HOPE JAPAN>福島特別公演が行われる11月1日は、いわき芸術文化交流館アリオス全館が再オープンする記念すべき日。
日本の復興と再生への祈りを込めて舞う、ギエムの「ボレロ」は、いわき芸術文化交流館アリオスと再オープンを心待ちにしていた福島の皆様への、最高の贈り物になるに違いありません。

シルヴィ・ギエムは当初から、被災地での公演を実現したいと強く願っていました。
そして、震災の被害に加え、福島第一原子力発電所の事故により多大な被害と影響を受けた福島県での公演についても彼女の意思は揺るがず、迷うことなく公演の実施を承諾してくれたのです。このことからも、ギエムの今回の<HOPE JAPAN TOUR>に賭ける、並々ならぬ思いが伝わってきます。
なお、ギエムは岩手公演同様、福島での特別公演にも無料で出演することを申し出ております。

東京でのチャリティ・ガラ公演を皮切りに、全国8都市を巡る<HOPE JAPAN TOUR>。

「『ボレロ』は過去の思い出と共にあり、心を奮い立たせる強いエネルギーを与えてくれる作品。だから過去の絆を大切にしながら未来へ前進しなければならない今、『ボレロ』を踊るのはとても重要だと思う」

シルヴィ・ギエムの日本を思う深い愛情と日本の復興を願う情熱が福島にも届けられます。




シルヴィ・ギエム&東京バレエ団
"HOPE JAPAN"福島特別公演


■公演日時:11月1日(火) 18:30開演(18:00開場)

■会場:いわき芸術文化交流館アリオス 中劇場

■上演作品
「詩人の恋」(上野水香/高岸直樹)
「ルナ」(シルヴィ・ギエム)
「チェロのための5つのプレリュード」(吉岡美佳/高橋竜太)
「ボレロ」(シルヴィ・ギエム&東京バレエ団)

■入場料(税込)
全席指定 :¥9,500

■前売開始日:2011年9月23日(金・祝)10:00~

■お問い合わせ:アリオスチケットセンター 0246-22-5800
        いわきアリオスWEBサイト http://iwaki-alios.jp

■主催:福島中央テレビ/いわきでギエムをみる会
■共催:いわき芸術文化交流館アリオス


photo:Kiyonori Hasegawa

2011:07:14:11:16:102011/07/14   

全身全霊を込めて瞬間を生きるヴィシニョーワのジゼル~柴田明子(バレエ評論家)

この夏急遽開催がきまった、ディアナ・ヴィシニョーワ&セミョーン・チュージンの「ジゼル」。公演に先立ち、バレエ評論家の柴田明子さんにヴィシニョーワの「ジゼル」の魅力を執筆していただきました。


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全身全霊を込めて瞬間を生きるヴィシニョーワのジゼル


11-07.13_01.jpg ディアナ・ヴィシニョーワほど、強く生命力を感じさせるバレリーナはいない。舞台に登場した瞬間、観客たちの目を惹きつけてやまない華麗なる存在感。確かな技術に裏打ちされたニュアンス豊かな踊り。それらが圧倒的な迫力で迫ってきて、ヴィシニョーワという一人のダンサーのみならず、私たち誰もが本来持っているはずの命の力強さまでをも感じさせるのだ。
 クラシックバレエの最高峰『眠れる森の美女』で、舞台の真ん中に燦然と輝くオーロラ姫。たった一人で(一羽で)魔王とその手下たちをやっつけてしまう『火の鳥』。愛に殉じる『シェヘラザード』のゾベイダ。それらはまさにヴィシニョーワのためにあるような役だろう。
 そんな彼女の個性からすると、「踊りが大好きだが身体の弱いジゼル」は、一見不似合いな役に思われるかもしれない。だが、ヴィシニョーワのすごいところはここからだ。
 私が彼女の生命力をもっとも感じるのは、実は役柄への深い解釈に対してである。たとえば、長らく彼女向きではないと言われてきた『白鳥の湖』。役柄と自分の個性を突き詰めて、いままでに見たことのない、彼女にしかできない、独創的なオデットとオディールを生み出した。その力強さ、バレエにかける思いはヴィシニョーワ自身の命の輝きでなくてなんであろう。ヴィシニョーワの手にかかったら、どんな役柄をも彼女の方に引き寄せられてしまうのだ。実際、彼女の踊る「ジゼル」は彼女にしか踊れない非常にオリジナリティに富んだ感動的な『ジゼル』である。
11-07.13_02.jpg ヴィシニョーワのジゼルは生命力にあふれている。踊るときも、アルブレヒトへ愛情を注ぐときも、全身全霊、まるでその瞬間に命をかけているようなのだ。狂乱の場面も私には、そのあまりに激しい自身の生命力に耐え切れず、とうとうジゼルの身体が壊れてしまったというふうに思えてならない。だから、二幕でジゼルが墓から甦り、激しく高速で回転するさまを見ているとき、「ああ、彼女の魂はいまやっと、彼女が本来望んでいたように、思いっきり踊り、思いっきり人を愛することができるようになったのだな」という不思議な安堵感と開放感を感じたものだ。アルブレヒトをウィリたちから守ったのも、死してなお彼女のまわりに渦巻く、その生命力だったのかもしれない。ラストシーンは、普通の『ジゼル』で味わう、ジゼルとアルブレヒトがもう二度と再び会うことはないのだという悲しさに加え、やっと自由を得たジゼルがそれゆえ彼と永遠に別れなければならないというジゼル自身の悲劇という二重の悲しみをたたえていて、涙をこらえることができなかった。
 この夏、ヴィシニョーワが三度東京で『ジゼル』を踊るという。今回のパートナーはモスクワ音楽劇場バレエのセミョーン・チュージン。昨年のバレエ団での来日公演『エスメラルダ』で冷徹なフェビュスを演じた彼を覚えている方も多いだろう。モスクワ音楽劇場期待の若手である。前回の『ジゼル』から五年。さらに役柄を深めたヴィシニョーワが新たなパートナーを得て、どのようなジゼルを見せてくれるのか。いまから楽しみでたまらない。


柴田明子(バレエ評論家)

photo:Kiyonori Hasegawa




●ディアナ・ヴィシニョーワ「ジゼル」(2006年の公演より)



2011:07:09:10:00:002011/07/09   

ウィーン室内合奏団公演概要決定!


ウィーン伝統の優雅な響きで魅了するウィーン室内合奏団が結成40周年を記念し、3年半ぶりに日本公演を行います。その公演概要が次のとおり決定いたしました。

なお、東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故の影響により、一部チラシ、雑誌広告等でお知らせしております来日予定メンバーのアルベナ・ダナイローヴァ(第1ヴァイオリン)、トーマス・イェブストル(ホルン)が来日を見合わせました。代わって前ウィーン室内合奏団リーダーのヨゼフ・へル(第1ヴァイオリン)、元メンバーのヴォルフガング・トムベック(ホルン)が参加いたします。何卒ご了承ください。

11-07.09Wiener.jpg

●ウィーン室内合奏団公式サイト>>>

2011:07:02:13:34:482011/07/02   

シルヴィ・ギエム「エオンナガタ」~EONNAGATA 公演決定!

シルヴィ・ギエム、ロベール・ルパージュ、ラッセル・マリファント、3人の天才たちの話題のコラボレーション「エオンナガ」(Eonnagata)、待望の日本公演が決定いたしました!
パリ、ロンドンを騒然とさせた、ダンス、演劇、アートの領域を超えた舞台は、11月17日(木)~20日(日)、東京(ゆうぽうとホール)のみの上演となります。

詳細は下記の「エオンナガタ」公式サイトでご確認ください。

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●「エオンナガタ」公式サイト>>>

2011:07:02:12:58:462011/07/02   

<オペラ・フェスティバル2012-2013>開催概要決定! 特別鑑賞会会員7/25(月)より募集開始!

待望の<オペラ・フェスティバル2012-2013>の開催概要が決定いたしました。

詳細は下記<オペラ・フェスティバル2012-2013>特設ページにてご確認ください。


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●オペラ・フェスティバル2012-2013>>>

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