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2018/05/11 2018:05:11:11:50:53

平田桃子(英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパル)取材レポート

 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(BRB)日本公演の開幕まであとわずか。カンパニーのメンバーたちよりひと足先に東京入りしたプリンシパル、平田桃子さんが、マスコミ各社の取材に応じ、主演する『リーズの結婚』や舞台への抱負をたっぷりと語ってくれました。


momo1.jpg平田桃子(英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパル)


 2013年にプリンシパルとなってから、今回が2度目の日本公演。BRBを代表するダンサーの一人として大活躍の彼女ですが、「自分ではまだ実感がなく(笑)。ただもう、充実の日々です!」と満面の笑顔に。今回演じるアシュトン振付『リーズの結婚』のリーズ役も4年ほど前に経験済み。
「でも当時はまだまだ、でした。お芝居のタイミング、アシュトン作品ならではの速いフットワークが本当に難しくて。でも年齢と経験を重ねて、こうしたお芝居の要素の強い喜劇のバレエがより好きになりました。主役二人の掛け合いや、恋人との将来に思いをはせてたったひとりでマイムで演じる、他のバレエにはなかなかないユニークなシーンも。いろんな要素がたくさん詰まった楽しいバレエですね」
 初めてパートナーを組むゲストのマチアス・エイマンとは先週、バーミンガムで最初のリハーサルを終えたばかり。「パリ・オペラ座のエトワール! どんな感じになるだろう」とのぞんだ初対面も、すぐに打ち解けることができたそう。
「完璧な技術! 素晴らしいです。その美しさに目が釘付けに。お互いその場で自然に出てくる感じを大切にして踊りたい。新鮮でいいですね。新しい感情が発見できそうで、楽しみです。パ・ド・ドゥではダイナミックなリフトも出てきますよ!」と平田さん。見応えある舞台が期待されます。
 公演に行く先々で服を探すのが楽しいという大のファッション好きで、好きな服の話でひとしきり盛り上がり──。
「英国のデザイナーが好きで、たとえばステラ・マッカートニーのあの上品な感じがステキですよね。バーミンガムにいるときは、料理をするのが楽しみ。カリスマ・シェフのジェイミー・オリヴァーさんのレシピを見ながら、いろいろ挑戦しているんですよ」  
 大きな目をキラキラと輝かせて話す、その笑顔がとても印象的な平田さんでした。
『リーズの結婚』は5月25日(金)~27日(日)、東京文化会館で上演されます。どうぞお楽しみに!


momo2.jpg写真:長谷川みず穂


【平田桃子出演日】

■「眠れる森の美女」 激しさの精

5月18日(金)18:30、 5月20日(日)14:00 

■「リーズの結婚」 リーズ

5月25日(金)19:00、 5月27日(日)14:00




今後の公演予定