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2019/05/31 2019:05:31:18:00:00

英国ロイヤル・バレエ団キャスト変更について、および「ドン・キホーテ」主要キャスト決定のお知らせ

5月22日付の当ホームページで、このたびの英国ロイヤル・バレエ団日本公演にスティーヴン・マックレーと高田茜が怪我のため参加できない旨を発表させていただきました。

マックレーと高田の降板に伴う新たな配役につきまして英国ロイヤル・バレエ団と協議を重ねておりましたが、このたび「ドン・キホーテ」について、芸術監督のケヴィン・オヘアが、下記のメッセージにもありますようにメルセデス、エスパーダなど他の配役を含めた最善の解決策として622日(土)1300180025日(火)1830を次のように変更するよう決断を下しました。

当初の配役での公演を楽しみにされていたお客様には心よりお詫び申し上げるとともに、このやむを得ない状況についてご理解賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

なお、6月29日、30日の〈ロイヤル・ガラ〉の配役については引き続き調整を行っております。決まり次第発表いたしますので、大変恐縮ではございますが、配役の決定まで今しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。


公益財団法人日本舞台芸術振興会



英国ロイヤル・バレエ団2019年日本公演「ドン・キホーテ」主要キャスト


621日(金)18:30

(キトリ):マリアネラ・ヌニェス 

(バジル):ワディム・ムンタギロフ

(メルセデス):ラウラ・モレーラ

(エスパーダ):平野亮一

(ドリアードの女王):金子扶生


622日(土)13:00

(キトリ):ヤスミン・ナグディ → マヤラ・マグリ

(バジル):アレクサンダー・キャンベル

(メルセデス):イツィアール・メンディザバル

(エスパーダ):ニコル・エドモンズ

(ドリアードの女王):崔由姫(チェ・ユフィ)


622日(土)18:00 625日(火)1830

(キトリ):高田茜 → ヤスミン・ナグディ

(バジル):スティーヴン・マックレー → マルセリーノ・サンベ

(メルセデス):ラウラ・モレーラ

(エスパーダ):平野亮一

(ドリアードの女王):金子扶生


623日(日)13:00

(キトリ):ローレン・カスバートソン

(バジル):マシュー・ボール

(メルセデス):クレア・カルヴァート

(エスパーダ):リース・クラーク

(ドリアードの女王):崔由姫(チェ・ユフィ)


626日(水)18:30

(キトリ):ナターリヤ・オシポワ

(バジル):ワディム・ムンタギロフ

(メルセデス):ベアトリス・スティックス=ブルネル

(エスパーダ):ヴァレンティノ・ズッケッティ

(ドリアードの女王):クレア・カルヴァート



【ケヴィン・オヘア(英国ロイヤル・バレエ団芸術監督)からのメッセージ】

誠に遺憾ではございますが、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル・ダンサー、高田茜とスティーヴン・マックレーが怪我のため、このたびのバレエ団の日本ツアーに参加できなくなりましたことをご報告します。二人がツアーに参加できないことは大変残念ですが、怪我の性質上やむを得ない状況です。熱心な日本のファンの皆さまに、このような残念なお知らせをしなくてはならないことを、大変申し訳なく思いますが、皆さまがきっと、私とともに、茜とスティーヴンが無事、回復し復帰することを祈ってくださるものと信じております。


6月22日(土)、25日(火)両日の夜公演の『ドン・キホーテ』の新キャストは、キトリ役にプリンシパルのヤスミン・ナグディ、バジル役はファースト・ソリストのマルセリーノ・サンベになります。英国では、彼らの踊りの質に高い注目が集まっており、先日のコヴェント・ガーデンでの共演ではセンセーションを巻き起しました。ヤスミンは2017年にプリンシパルに昇進、マルセリーノは「2017年英国ナショナル・ダンス・アワードの最優秀男性ダンサー(クラシック)賞」を受賞しています。二人が出演予定の公演ではほかに、プリンシパルのラウラ・モレーラがメルセデスを、日本人プリンシパルの平野亮一がエスパーダを、日本人ファースト・ソリストの金子扶生がドリアードの女王を踊る予定です。


一方、ヤスミン・ナグディが主演を予定していた622日(土)昼公演では主役が変更となり、今一人の期待の星、ファースト・ソリストのマヤラ・マグリがキトリ役として、カリスマ的なプリンシパル、アレクサンダー・キャンベルとパートナーを組みます。マヤラとアレクサンダーも、最近のロンドン公演で共演し、高い評価を得ました。


発表しておりました当初の配役をできるだけ残すように検討しましたが、同時に、私はこの緊急事態において、日本の観客の皆様に芸術的に最善の解決策を提供しようと試みました。様々なことを考慮した結果、ナグディとサンベ、マグリとキャンベルという、ここロンドンで素晴らしい舞台と化学反応を見せた二組のカップルが、日本のお客様に最高のパフォーマンスを提供するための最良の方法であると確信しました。


日本の皆さまにお会いできることを楽しみにしております。皆さまには、英国ロイヤル・バレエ団の次世代を担う才能あふれるダンサーたちをご覧いただくまたとない機会を、ぜひご堪能いただければ幸いです。



Statement from Director Kevin O'Hare

It is with regret that I announce that Akane Takada and Steven McRae, Principal dancers of The Royal Ballet, have had to withdraw from the Company's upcoming tour to Japan due to injury. It is unfortunate that they are unable to join the tour but the nature of their injuries means that cancellation is unavoidable. I am sorry to be the bearer of disappointing news for our loyal Japanese audiences but am sure that you will join me in wishing Akane and Steven well with their recovery and rehabilitation.


I am pleased to confirm that the replacement casting for the evening performances of 22 and 25 June will feature Principal Yasmine Naghdi and First Soloist Marcelino Sambé as Kitri and Basilio in Don Quixote. Both dancers have been garnering much public attention in the UK for the quality of their dancing and created a sensation with their recent Covent Garden performances together in Don Quixote. Yasmine was promoted to the rank of Principal in 2017 and Marcelino was awarded the Dance Europe Award for Outstanding Male Performance (Classical) at the Critics' Circle National Dance Awards 2017. Their performances in Japan will also feature Principal Laura Morera as Mercedes, Japanese Principal Ryoichi Hirano as Espada and Japanese First Soloist Fumi Kaneko as the Queen of the Dryads. Yasmine Naghdi's scheduled performance at the matinee on 22 June will be given by First Soloist Mayara Magri, another rising star of The Royal Ballet, in partnership with charismatic Principal dancer Alexander Campbell. They too performed together during our London run of Don Quixote to great acclaim.


We gave considerable thought to keeping the original casting aligned with the published dates but at the same time had to find the best possible artistic solution for Japanese audiences in this situation. With this in mind, it is my belief that keeping the couples of Naghdi/Sambé and Magri/Campbell together - who have shown such chemistry and stage presence in their pairings in London - offers the finest way to deliver the best performances for Japanese audiences.


I look forward to seeing you in Japan and hope you enjoy this exciting opportunity to witness our gifted dancers leading the next generation of Royal Ballet artists.