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2019/12/02 2019:12:02:17:50:45

東京バレエ団×モーリス・ベジャール・バレエ団合同公演『第九交響曲』豪華ソリスト決定!

20204月に上演する東京バレエ団×モーリス・ベジャール・バレエ団合同公演『第九交響曲』。天才ベジャールがベートーヴェンの交響曲に振り付けた本作は、2014年の東京バレエ団初演以降、上海、ベルギーなど、世界各地で上演を重ねてきました。

出演者が総勢350名をこえる大作のため、上演には困難が伴いますが、このたび国内において6年ぶりの上演が決定しました。本日はこの大作を飾るソリスト(独唱)が決定しましたのでここにお知らせいたします。


高橋 維(たかはし ゆい) ソプラノ

加藤 のぞみ(かとう のぞみ) メゾソプラノ

城 宏憲(じょう ひろのり) テノール

今井 俊輔(いまい しゅんすけ) バリトン


再演にあたり、音楽面でも豪華な出演者が集結しました。 

既報のとおり、指揮には国内外で数多のオーケストラを指揮した経験をもつ大ベテランの梅田俊明さん、演奏にはオリンピック・イヤーに相応しく東京都交響楽団(同団は1964年の東京五輪をきっかけに設立されました)、そしてソリストには上記のオペラ界注目の歌手がずらりと勢ぞろい。まさに目にも耳にも贅沢な舞台が保証されています。

その音楽家の方々の中でも、このたび決定した4名の歌手の方々をご紹介いたします。



高橋維.jpgまずは高橋維さん(ソプラノ)。二期会オペラ研修所からウィーンへの留学をへて、2015年に『ジューリオ・チェーザレ』のヒロイン、クレオパトラ役で二期会の舞台に鮮烈な主役デビューを飾りました。高音と華麗な装飾技巧(コロラトゥーラ)を得意とし、これまでに『魔笛』夜の女王、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタなどの至難な役を見事に歌いこなし、成功をおさめました。201911月のオペレッタ『天国と地獄』ではユリディス役を好演し、コミカルな演技で新たな魅力を発揮しています。

東京バレエ団とは2016年のあいちトリエンナーレ 勅使川原三郎演出・振付のオペラ『魔笛』以来、2回目の共演となります。



加藤のぞみ.JPG次に加藤のぞみさん(メゾソプラノ)。東京芸術大学に在籍中からイタリア声楽コンコルソをはじめ、様々なコンクールで入賞。その才能にオペラファンは注目していましたが、卒業後はスペインに本拠地を移してしまったために、日本ではその歌声を聴く機会に恵まれませんでした。2019年の『カルメン』では待ち望まれた日本への凱旋公演となり、大成功をおさめています。深く美しい声と優れた演技力を持ち味としており、あの藤村実穂子さんに継ぐ、世界で活躍する歌手になることが期待されています。今回の『第九交響曲』では、オペラとはまた違った加藤さんの魅力に触れられる、大変貴重な機会になりそうです。




城宏憲.jpgテノール歌手の城宏憲さんもオペラファンには嬉しい登場ではないでしょうか。新国立劇場のオペラ研修所からイタリアへの留学をへて帰国した城さんは、サイトウ・キネン・フェスティバル松本20周年記念スペシャルコンサートのベートーヴェン作曲『合唱幻想曲』のソリスト役で日本デビューを飾り、その実力が広く知られることになりました。そして『カルメン』、『ボエーム』、『トゥーランドット』などの大作に次々と主演を重ね、2016年の二期会『イル・トロヴァトーレ』では急病の出演者の代わりに見事にタイトルロールを演じたことで、日本のオペラ界期待の新星としてその名を確かなものにしました。今回は日本デビューとなった作品と同じ、ベートーヴェン作曲の『第九』での登場です。



今井俊介.jpg最後はバリトンの今井俊輔さんをご紹介。東京芸術大学を首席で卒業し、卒業の際には主だった賞(松田トシ賞、アカンサス賞、同声会賞)を総なめにしたという華々しい受賞歴を誇る今井さん。卒業後はイタリアでの研鑽をへて帰国し、これまでに『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『カルメン』エスカミリオ、『トスカ』スカルピアなどのバリトンの主要な役を次々と手中におさめています。最近はコーラスグループ"フォレスタ"の主要メンバーとして、BS日テレ「こころの歌」にレギュラー出演し、オペラの魅力を広くアピールする活動にも力をいれています。『第九』のソリストはこれまでに数々のオーケストラに客演を重ねている今井さんの十八番。他のソリストの歌声とどのような化学反応を聴かせてくれるのか...期待が高まります。



日本の次世代のオペラ界を担うライジング・スターの競演も大きな見所となる『第九交響曲』。この貴重な公演をどうぞお見逃しなく!



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