ヴェッセリーナ・カサロヴァ主演 オペラ『カルメン』

CAST

デイヴィッド・サイラス(指揮) David Syrus

Vesselina英国ロイヤル・オペラの音楽部長。モーツァルトの『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コシ・ファン・トゥッテ』『皇帝ティトゥスの慈悲』『魔笛』、ワーグナー『さまよえるオランダ人』、ヴェルディ『椿姫』『ファルスタッフ』、ヤナーチェク『イェヌーファ』『カーチャ・カバノヴァ』、R.シュトラウス『サロメ』『エレクトラ』『ナクソス島のアリアドネ』、スメタナ『売られた花嫁』、ブリテン『ねじの回転』、ティペットの『真夏の結婚』、ビゼー『カルメン』の指揮を行う。また現代イギリス作曲家の作品を含む室内オペラを多数手がけている。BBC交響楽団、バンベルク交響楽団、ロンドン・シンフォニエッタとも共演。

カルメン ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ) Vesselina Kasarova

Vesselina1989年ドイツのギュータースローで開催された「新しい声」コンクールで最優秀賞を獲得し、チューリッヒ歌劇場と契約を結ぶ。91年、ザルツブルク音楽祭とウィーン国立歌劇場へのデビューを果たし、翌92年、ザルツブルク音楽祭の『タンクレディ』で一躍注目を浴びる。以後、チューリッヒを本拠として、ウィーン、ミュンヘン、ロンドン、パリ、ジュネーヴ、フィレンツェとヨーロッパの名門歌劇場で引く手あまたの人気ソリストの座を確立。97年にはシカゴのリリック・オペラ、メトロポリタン歌劇場への出演でアメリカ・デビューも成功させた。ザルツブルクやウィーン国立歌劇場でのモーツァルト・オペラ新演出には欠かせない存在であり、ベルカント・オペラも得意分野。2000年、エディタ・グルベローヴァとのデュオ・リサイタルで初来日以来、日本でもその魅力を発揮、爆発的に人気を高めている旬のスター。

08年6月、チューリッヒ歌劇場で『カルメン』に初めて挑戦。同歌劇場では続く11月にも歌い、またウィーン国立歌劇場では09年2月に本役デビューを飾る。

photo: Kiyonori Hasegawa

ドン・ホセ ロベルト・サッカ(テノール) Roberto Sacca

Vesselina欧州で活躍する旬のテノールの一人。1995年ウィーン音楽週間のアーノンクール指揮ハイドン『オルフェオとエウリディーチェ』を皮切りに主要歌劇場に出演。『魔笛』タミーノ、『コシ・ファン・トゥッテ』フェッランド、『椿姫』アルフレードをはじめ、モーツァルト、ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ作品を得意とする。ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場における『椿姫』は映像収録され、日本公演にも参加、好評を博した。昨シーズンはバイエルン国立歌劇場『ロベルト・デヴェリュー』などに出演。


ミカエラ ヴェロニカ・カンジェミ(ソプラノ) Veronica

Vesselinaバロックとモーツァルト作品を中心に欧州の主要歌劇場で活躍。ミンコフスキー指揮ミュジシャン・ドゥ・ルーブルの『アルミード』で欧州デビュー。2001年フィレンツェ歌劇場日本公演『トゥーランドット』ではリュウを演じた。近年、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナでミラノ・スカラ座デビュー。ウィーン劇場『ジュリオ・チェーザレ』クレオパトラ、ドレスデン歌劇場『コシ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージなど、多数の舞台出演があり、昨シーズンはサンフランシスコ・オペラ『アリオダンテ』でアメリカ・デビューを果たした。

photo: German Gonzalez Mena – Art Director Fernando Hernandez Campos Fx Digital

エスカミーリョ イルデブランド・ダルカンジェロ(バス)

Vesselina同世代の中でもっとも刺激的な歌手の一人として存在感を放ち、N.Y.のメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ロンドンのロイヤル・オペラ、パリ国立オペラ座バスティーユ、シカゴのリリック・オペラ、ザルツブルク音楽祭などに出演。モーツァルトの『フィガロの結婚』のタイトルロールと『ドン・ジョヴァンニ』レポレロの演技がウィーン国立歌劇場ほかで絶賛を博す。2008年秋の同歌劇場日本公演『コシ・ファン・トゥッテ』に参加。来年2月にはカサロヴァ主演によるウィーン国立歌劇場『カルメン』でエスカミーリョを演じる。

photo: Lisa Kohler


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