バレエ界の女王ギエムとダンス界の寵児アクラム・カーン、話題騒然のコラボレーション!
シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー 聖なる怪物たち
STAFF & CAST
「聖なる怪物たち」
芸術監督・振付:アクラム・カーン
ダンサー:アクラム・カーン、シルヴィ・ギエム
振付(ギエムのソロ):林懐民
振付(カーンのソロ):ガウリ・シャルマ・トリパティ
音楽:フィリップ・シェパード
照明:ミッキ・クントゥ
装置:針生康
衣裳:伊藤景
構成:ガイ・クールズ
演奏:アリーズ・スルイター(ヴァイオリン)、コールド・リンケ(パーカッション)、ファヘーム・マザール(ヴォーカル)、ジュリエット・ダエプセッテ(ヴォーカル)、ラウラ・アンスティ(チェロ)
シルヴィ・ギエム Silvie Guillem 体操選手として12歳でオリンピック予選を通過。パリ・オペラ座バレエ学校で研修を受けたのを契機に、バレエに転向。史上最速でパリ・オペラ座のエトワールの座に登りつめ、後に英国ロイヤル・バレエ団に移籍して「国家的損失」と言わしめた。古典を極め、演劇的作品に進境を示し、コンテンポラリーで独自の境地を拓いてきたバレエ界の女王。今春は、演出家ロベール・ルパージュと振付家/ダンサーのラッセル・マリファントとのコラボレーション「Eonnagata』をロンドンで上演し大きな話題を呼んだ。
アクラム・カーン Akram Khan
1974年、イギリス・ロンドン生まれ。7歳からインド古典舞踊(カタック)を学び、10代でピーター・ブルック演出「マハーバーラタ」に出演。90年代よりバレエ、コンテンポラリー・ダンスを学び、“コンテンポラリー・カタック”と呼ばれる独特のダンスを創作。日本でも絶賛を浴びたシディ・ラルビ・シェルカウイとの「ゼロ度」(2005年) をはじめ、ギエムとの本作、女優ジュリエット・ビノシュとの「In-I」(2008年)、中国国立バレエ団との共同制作「バホック」(2008年) など、次々と話題作を発表している。
林懐民(振付/ギエムのソロ) Lin Hwai Min
1973年、台湾にクラウド・ゲイト舞踊団を創設。芸術監督を務める。伝統的なアジアの文化からインスピレーションを得て創作された独自の世界観を持つ作品は、アメリカやヨーロッパでも高く評価されている。国内外で多くの賞や称号を授与されており、2005年にはタイム誌の“アジアの英雄”の一人にも選ばれた。
ガウリ・シャルマ・トリパティ(振付/カーンのソロ) Gauri Sharma Tripathi
母親のパドマ・シャルマ師からカタックを学ぶ。卓越したカタック・ダンサーであるとともに、振付家、指導者としても活躍。ソロ活動のほか、主催するANKHダンスカンパニーとともに、国内外で公演を行っている。また、幅広い舞踊家やミュージシャンとのコラボレーションも積極的に取り組んでいる。
フィリップ・シェパード(音楽) Philip Sheppard
英国王立音楽院で、現代クラシック音楽を専門とし、チェロと作曲を学ぶ。在学中に、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、ルチアーノ・ベリオらと親交を結び、カルテットを組み活動。電子チェロをフューチャーしたアルバムがスコット・ウォーカーに認められ、パルプやデヴィッド・ボウイらの編曲を手がける。ドキュメンタリー映画「ザ・ムーン」のサウンドトラックも担当。