真夏にハイ・ボルテージ! 最高にノリがいい、ゴキゲンなバレエ!
ドン・キホーテ 全3幕
振付:マリウス・プティパ アレクサンドル・ゴールスキー ウラジーミル・ワシーリエフ 音楽:レオン・ミンクス 美術:ヴィクトル・ヴォリスキー 衣裳:ラファイル・ヴォリスキー
WBF(世界バレエフェスティバル)以来の熱烈リクエストにお応えして、シムキン旋風ふたたび!
東京をあっと言わせた超新鋭シムキンと、主演待望復帰の小出領子。 進境著しい上野とベテラン高岸直樹。 2組のペアが、弾むリズムで「ドン・キ」快進撃!
昨夏、日本で最大級の規模と陣容を誇るバレエ公演<世界バレエフェスティバル>において、初登場の若手が旋風を巻き起こしました。その名はダニール・シムキン。あらゆる動作を揺るぎなく支える身体軸と、男性にはめずらしい柔軟さ。その上で切れ味鋭いジャンプや高速の回転技を繰り出すさまは、優雅にしてパワフル!笑顔に少年のあどけなさをたっぷり残す21歳の青年が、フェスティバルの幕開けの「ドン・キホーテ」であっという間に観衆を魅了し、一躍スターダムにのし上がったのです。 2010年夏、東京バレエ団は、この超新鋭シムキンを再び招聘し、夢のステージを再現します。相手役のキトリを務めるのは、1年余の休演を経て、全幕主演にはじめて復帰する小出領子。抜群の音楽性で、全身が歌うように軽やかでチャーミングな街娘を披露します。 もう一組は、東京バレエ団じまんの華やかな“ドン・キ”ペア、上野水香と高岸直樹。昨年の「ラ・バヤデール」初演やロマンティック・バレエへの挑戦、そしてノイマイヤー作品などで一段の進境を示して高い評価を得ている上野。 初演時からワシーリエフ直伝バジルが、あたり役のひとつでもある高岸。ゴージャスな2人がいっそうの輝きを放つ舞台にご期待ください。 東京バレエ団の「ドン・キホーテ」は、ボリショイ・バレエ団の伝統と現代的な感覚を絶妙に融合させた舞台。南欧バルセロナの街を舞台に、妖気なセギディーリャや甘美なマドリガル、颯爽とした闘牛士と踊り子のダンスやエネルギッシュなスパニッシュ、そして妖精たちの優美な踊りや主役の華麗なパ・ド・ドゥまで、息つくひまなく多彩なダンスが繰り広げられる、極上の祝祭的ステージをお楽しみください!