平成22年度文化芸術振興費補助金
NBS創立30周年記念 三島由紀夫生誕85年 没後40年記念
作家ミシマと振付家ベジャール。二人の亡き天才の魂が、豊穣なるイメージとなって舞台に蘇る!
モーリス・ベジャール振付「M」-エム-
振付・演出・衣裳コンセプト: モーリス・ベジャール 音楽: 黛 敏郎、 C.ドビュッシー、 J.シュトラウス二世 E.サティ、 R.ワーグナー ※音楽は特別録音によるテープを使用します。
モーリス・ベジャールバレエ団 小林十市のシ(死)が復活、見参!
東京バレエ団 総監督:佐々木忠次 芸術監督:飯田宗孝
イチ:高岸直樹
1986年東京バレエ団に入団。翌87年ベジャール振付「ザ・カブキ」において21歳で由良之助に抜擢される。以後、東京バレエ団のあらゆるレパートリーで主役を演じ、海外でも活躍。今年7月11日、東京バレエ団の海外公演通算700回目となるミラノ・スカラ座での「ザ・カブキ」に主演し、風格ある充実した演技で客席を魅了した。「M」では初演以来、“イチ”を演じている。
ニ:後藤晴雄
1991年東京バレエ団入団。弱冠19歳でベジャール振付「ザ・カブキ」の由良之助に抜擢される。「M」初演で“ニ”を演じたほか、「ペトルーシュカ」(ペトルーシュカ)、「ギリシャの踊り」、「春の祭典」などのベジャール作品に出演。2004年からは「ボレロ」のメロディ役を踊る。今年の海外公演では、ベルリン国立歌劇場で「ザ・カブキ」由良之助を演じた。
サン:木村和夫
1984年東京バレエ団に入団。89年ノイマイヤー新作「月に寄せる七つの俳句」で振付家自身の指名により主役を射止める。「M」初演で“サン”を演じたほか、ベジャール作品には「火の鳥」(火の鳥)、「春の祭典」(リーダー)、「ペトルーシュカ」、「バクチIII」などに出演。04年には「中国の不思議な役人」東京バレエ団初演で役人を演じている。
シ(死):小林十市
1989年モーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)に入団。「春の祭典」「火の鳥」「中国の不思議な役人」等で主要な役を踊る。「M」では振付アシスタントを務めながら“シ(死)”を初演。2002年にベジャール振付のソロ「東京ジェスチャー」で新境地を拓くが、翌年、腰椎を痛めてBBLを退団。俳優に転向し、舞台を中心に活動する。
聖セバスチャン:長瀬直義
ロシアの名門ワガノワ・バレエ学校で2年間学び、2002年東京バレエ団入団。04年には早くも海外公演で「ギリシャの踊り」二人の若者、「春の祭典」二人の若い男を演じる。08年「春の祭典」生贄役に抜擢。翌09年には「ペトルーシュカ」のタイトルロール、「ギリシャの踊り」のソロを踊る。今回、聖セバスチャン役に初めて挑む。
女:吉岡美佳(12/18)、上野水香(12/19) 海上の月:小出領子(12/18)、渡辺理恵(12/19) オレンジ:高木綾(12/18)、吉川留衣(12/19) ローズ:西村真由美(12/18)、奈良春夏(12/19) ヴァイオレット:井脇幸江(12/18)、田中結子(12/19)