世界を仰天させるワンダー・ボーイ、バレエ界の寵児シムキンが贈る、熱狂的なバレエ体験!
~ダニール・シムキンのすべて~
東京バレエ団「くるみ割り人形」
東京バレエ団「くるみ割り人形」全2幕
しなやかで端正な舞い、息を飲むほどのバランス、軽快に空を切る跳躍。「ダニール・シムキンの魅力を堪能するなら、やはり全幕の古典バレエ」というファンも多いはずです。 そのバレエ界の寵児シムキンが、この秋、チャイコフスキーの名曲でおなじみ「くるみ割り人形」で東京バレエ団と共演。 東京バレエ団が採用しているワイノーネン版ではクララ役を主演バレリーナが演じ、人形たちとねずみた ちの戦争から、妖精たちがめくるめく舞いを見せる雪の国、楽しい各国の踊りが披露されるふしぎの国までを、王子とともに旅します。第1幕で変身したくるみ割り王子がクララと踊る美しいアダージョから、雪片たちとともに風に乗って舞う雪の国の踊り、ふしぎの国での技巧的で華麗なグラン・パ・ド・ドゥまで、彼の軽やかなテクニックとチャーミングな笑顔が満喫できること請け合いです。 クララを演じるのは、可憐な容姿に優れた表現力を備え、バレエ・ファンから強い支持を得ている小出領子。2年前の「ドン・キホーテ」でも息の合った演技を見せた主役ペアを中心に、魅惑的な音楽とダンスの数々で贈るファンタジックな舞台をお楽しみください!
ワイノーネン版「くるみ割り人形」とは・・・
19世紀末に初演されたバレエ「くるみ割り人形」を、1930年代に改訂振付したヴァージョン。バレエの中で起こるふしぎな出来事を、思春期の少女の夢の世界の体験として描く。また、主役の少女役(クララ)を大人のバレリーナが演じ、最大の見せ場であるグラン・パ・ド・ドゥも踊ることで、物語と踊りの両方の面で一貫性をもたらせた。ワイノーネン版が発表されてからは、ソビエト〜ロシアではこのヴァージョンが一般的に。
王子:ダニール・シムキン クララ:小出領子 共演:東京バレエ団 指揮:井田勝大 演奏:シアターオーケストラトーキョー