マニュエル・ルグリの新しき世界Ⅲ
貴公子ルグリが選りすぐりの仲間たちと共に贈る、新しい、夢のような、バレエの瞬間!
マニュエル・ルグリ 1976年パリ・オペラ座バレエ学校に入学。16歳でパリ・オペラ座バレエ団に入団し、1986年7月11日、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場におけるパリ・オペラ座バレエ団公演でヌレエフ版「ライモンダ」終演後、エトワールに任命される。完璧なテクニックと深い表現力、圧倒的な存在感で、オペラ座を代表するエトワールとして活躍。 日本でもパリ・オペラ座バレエ団の来日公演のほか、1996年からはパリ・オペラ座バレエ団の選りすぐりのダンサー率いて<ルグリと輝ける仲間たち>を6度にわたって上演。ディレクターとしての才能も発揮してきた。 2009年5月15日、クランコ振付「オネーギン」のタイトル・ロールを踊り、定年のためパリ・オペラ座バレエ団を引退。 2010年9月よりウィーン国立歌劇場バレエ団の芸術監督に就任。2010/2011年シーズンは8作品もの大作の初演を実現。特に、45年ぶりの再演となったヌレエフ版「ドン・キホーテ」の大成功で、その指導力を発揮した。 2012年4月~5月、ウィーン国立バレエ団日本公演では自身も「こうもり」、<ウィンナー・ガラ>に出演。芸術監督として初の日本公演を成功裡に終わらせた。 オレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ団) 1983年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学。89年、パリ・オペラ座バレエ団に入団。91年にコリフェ、92年にスジェ、96年にプルミエール・ダンスーズに昇格。98年10月31日「ドン・キホーテ」(ルドルフ・ヌレエフ振付)の終演後、エトワールに任命される。マニュエル・ルグリとの数々の名演を残し、オペラ座のトップ・エトワールとして大輪の花を咲かせている。 シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルク・バレエ) トリノ生まれ。地元のバレエ学校で学んだ後、ハンブルク・バレエ学校で学ぶ。1993年ハンブルク・バレエに入団。96年ソリストに、2001年プリンシパルに昇進。レパートリーには、ノイマイヤー振付「椿姫」、「ロミオとジュリエット」など。08年「人魚姫」(人魚姫役)により、ブノワ賞最優秀女性バレリーナ賞を受賞。 アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ) キエフ生まれ。キエフ・バレエ学校、ハンブルク・バレエ学校に学ぶ。1996年ハンブルク・バレエに入団。99年にソリスト、2001年プリンシパルに昇進。レパートリーには、ノイマイヤー振付「ハムレット」、「真夏の夜の夢」、「くるみ割り人形」、「椿姫」など。03年、06年の世界バレエフェスティバルに出演したほか、海外のガラ公演にも多数出演。 パトリック・ド・バナ モーリス・ベジャール・バレエ団、スペイン国立ダンス・カンパニーのプリンシパル・ダンサーとして、1990年に日本でも上演されたベジャール振付「ニーベルングの指環」ヴォータン役をはじめ、デュアト、キリアン、エックなどの振付家作品を踊る。2003年ナファス・ダンス・カンパニーを設立。11年ウィーン国立バレエ団で、「マリー・アントワネット」(全幕)を振付・初演。また中国国立バレエ団のために「大地の歌」を創作した。 マリア・ヤコブレワ(ウィーン国立バレエ団) サンクトペテルブルク出身。1996年~2004年ワガノワ・バレエ学校で学び、04/05年のシーズンよりマリインスキー・バレエのメンバーとなる。05年にソリストとしてウィーン国立歌劇場およびウィーン国立バレエ団に入団。10年ウィーン国立バレエ団のプリンシパルに昇進。12年ウィーン国立バレエ団日本公演では、「こうもり」のベラ、ガラ公演では「ルートヴィッヒ2世-白鳥の王」のエリザベート皇后でルグリと共演している。 リュドミラ・コノヴァロワ(ウィーン国立バレエ団) モスクワ生まれ。ボリショイ・バレエ学校卒業後、2002年にロシア国立バレエ団に入団。04年にプリンシパルに昇進。ベルリン国立バレエ団を経て、10年ウィーン国立バレエ団にソリストとして移籍し、11年プリンシパルに昇進。強靭なテクニックを持ち、11年<ルグリの新しき世界Ⅱ>では「ドン・キホーテ」、「グラン・パ・クラシック」などを、12年ウィーン国立バレエ団日本公演では「精密の不安定なスリル」などを披露した。 ニーナ・ポラコワ(ウィーン国立バレエ団) スロバキアのトルバナ生まれ。ブラスチラバ舞踊学校を卒業後、2003年スロバキア国立劇場のソリストとなる。05年にウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団、08年に準ソリストとなる。10年ウィーン国立バレエ団のソリストに、11年プリンシパルに昇進。11年<ルグリの新しき世界Ⅱ>では「マノン」、12年ウィーン国立バレエ団日本公演ガラ公演では「イン・ザ・ナイト」でルグリの相手役を務めた。 キリル・クリラーエフ(ウィーン国立バレエ団) モスクワ生まれ。モスクワのバレエスクール、ウィーン市立音楽院とウィーン国立歌劇場バレエ学校で学ぶ。2001年ウィーン国立歌劇場バレエ団に入団し、09年ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団にソリストに、12年ウィーン国立バレエ団プリンシパルに昇進した。12年ウィーン国立バレエ団日本公演では、「こうもり」のヨハン、<ウィンナー・ガラ>ではド・バナ振付「マリー・アントワネット」の運命を踊った。 デニス・チェリヴィチコ (ウィーン国立バレエ団) Denis Cherevychko ウクライナのドネツク生まれ。故郷のワジム・ピサレフ・バレエ学校、およびミュンヘン・バレエ・アカデミーに学ぶ。2006年、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパー・バレエ団に入団、08年に準ソリスト、09年にソリスト、12年にウィーン国立バレエ団プリンシパルにに昇進した。11年<ルグリの新しき世界II>では、「海賊」「ドン・キホーテ」を、12年のウィーン国立バレエ団日本公演では、「こうもり」のウルリック、「精密の不安定なスリル」を踊り、高い身体能力と卓越したテクニックで一躍注目を集めた。 ヘレナ・マーティン(ウィーン国立バレエ団) バルセロナ生まれ。スペイン舞踊とフラメンコ、クラシック・バレエを学ぶ。スペイン国立バレエ団、ラファエル・アギラル・スペイン舞踊団でプリンシパルとして活躍。タイトル・ロールを演じた、フラメンコとモダン・バレエが融合したアギラル振付「カルメン」のドイツ公演を収録したDVDも発売されている。ほかにもアントニオ・ガデス、ホアキン・コルテスなどとも共演しているスペインを代表するダンサー。 秋山珠子(スペイン国立ダンス・カンパニー) 札幌生まれ。1985年よりモナコのプリンセス・グレース・アカデミーで学び、86年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールにてスカラシップを受賞。89年、シュツットガルト・バレエ団に入団。96年、リチャード・クラガンに招かれ、ベルリン・ドイツ・オペラ・バレエにソリストとして移籍。翌年プリンシパルに昇格。99年、スペイン国立ダンス・カンパニーに移籍し、現在プリンシパルとして活躍中。 ディモ・キリーロフ・ミレフ ブルガリアのソフィア出身。ソフィア国立バレエ学校で学び、93年ソフィア国立オペラ座入団。94年、ジュヌ・バレエ・ドゥ・フランスに移籍。96年から2001年にかけてはナンシー・バレエ団でソリストとして活躍。01年にナチョ・ドゥアト率いるスペイン国立ダンス・カンパニーに移籍。プリンシパルとして、ドゥアト、キリアン、エックなどの作品を踊る。09年よりフリーランスとして活動を始め、振付も手掛ける。
※本公演に当初出演が予定されていたデヴィッド・ホールバーグは、骨折中の第五中足骨の回復が予定より大幅に遅れており、残念ながら今回の出演が不可能となりました。そのため「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」(Aプロ)及び「テーマとヴァリエーション」(Bプロ)には、ウィーン国立バレエ団のデニス・チェリヴィチコが代わって出演いたします。なにとぞご了承いただきますようお願い申し上げます。
ピアノ演奏:高橋望
※音楽は、「トリアーナ」(Aプロ)、「ノクターン」(Bプロ)はピアノ独奏、その他は特別録音による音源を使用します。
※出演者及び演目は2013年4月5日現在の予定です。出演者の都合、今後、出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合がありますので、ご了承のうえチケットをお求めください。変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替はいたしません。正式な出演者・演目は当日発表とさせていただきます。