マラーホフの贈り物 ファイナル!
稀代のプリンス、マラーホフが愛する日本の観客へ贈る、シリーズ最後の舞台!
マラーホフの胸ときめくプリンス役と、珠玉の「ボヤージュ」。とっておきのサプライズ。
話題の新鋭を加えた魅力的なメンバーとともに、最後の“贈り物”の幕が開く!
八頭身のしなやかな身体と驚くべき柔軟性を備えた天賦の才能。透明感のある少年の表情と端正なプリンスのたたずまいをもつ個性。それらを厳格なバレエ教育の規範の下で開花させ、たゆまぬ努力で世界のスターへと登りつめたウラジーミル・マラーホフ。まだ少年期といえる頃から日本の舞台に登場し愛されてきた彼が、日本の観客への特別な思いを込めて続けてきた〈マラーホフの贈り物〉が、ついにファイナルを迎えます。
本公演でマラーホフが贈るのは、彼の代表作のひとつとして幾たびもの名演を見せてくれた「白鳥の湖」から第2幕と日本で初披露となる「ラ・ペリ」(Aプロ)、えも言われぬ憂いの表情が印象的な「バレエ・インペリアル」と自身の振付作「シンデレラ」の二つのプリンス役(Bプロ)。また、ロシアからアメリカ、ヨーロッパへとマラーホフの人生の旅を象徴し、彼のさまざまな表情を映し出してゆく珠玉の小品「ヴォヤージュ」が毎公演、披露されます。
シリーズ最後の公演に際して、マラーホフを彩る仲間たちも豪華メンバーがそろいました。シュツットガルト・バレエ団からマリア・アイシュヴァルトとマライン・ラドメーカーのドラマティック・ペア。ミュンヘン・バレエ団から妖艶なルシア・ラッカッラとパートナーのマーロン・ディノ。マラーホフが芸術監督を務めるベルリン国立バレエ団からは、ヤーナ・サレンコ&ディヌ・タマズラカルのパワフル・ペア、そしてボリショイ・バレエからは話題の新鋭男女─セミョーン・チュージンとオリガ・スミルノワが登場。
その才能をつねに惜しみなく舞台に注いで、観客を陶酔へといざなってきたマラーホフ。彼の日本への大きな愛が込められた最後の贈り物を受け取るために、ぜひ劇場に足を運んでください!
<マラーホフの贈り物>上演記録
1996年8月 <マラーホフの贈り物>第1回日本公演
「ヴォヤージュ」「ナルシス」「モン・エウリディーチェ」、「セバスチャン」、
「ジゼル」(イヴリン・ハート)、「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」、「シルヴィア・パ・ド・ドゥ」(アマンダ・マッケロー)
1998年11月 <マラーホフの贈り物>第2回日本公演
「レマンゾ」、「コート」、
「白鳥の湖」(ヴィヴィアナ・デュランテ)、「ラ・バヤデール」(アルティナイ・アスィルムラートワ)
2002年7月 <マラーホフの贈り物>第3回日本公演
「コート」、「レ・シルフィード」、「白鳥の湖」より第2幕、「くるみ割り人形」のパ・ド・ドゥ(ジュリー・ケント)
2004年4月 <マラーホフの贈り物>第4回日本公演
「ヴォヤージュ」、「アポロ」、「コート」、「シンデレラ」(ポリーナ・セミオノワ)、
「バレエ・インペリアル」、「マノン」より“寝室のパ・ド・ドゥ”(ディアナ・ヴィシニョーワ)
2006年2月 <マラーホフの贈り物>第5回日本公演
「ヴォヤージュ」、「アリア」、
「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」、「白鳥の湖」より第2幕、「エチュード」、「ジゼル」より第2幕(ジュリー・ケント)
2008年2月 <マラーホフの贈り物>第6回日本公演
「牧神の午後‐ロビンズ版」(ポリーナ・セミオノワ)、「牧神の午後‐ニジンスキー版」(井脇幸江)、
「白鳥の湖」より第2幕、「エチュード」、「バレエ・インペリアル」(ポリーナ・セミオノワ)、「ラ・ヴィータ・ヌーヴ」
2010年5月 <マラーホフの贈り物>第7回日本公演
「仮面舞踏会」、「ラ・バヤデール」、「カラヴァッジオ」よりパ・ド・ドゥ、
「ジュエルズ」よりダイヤモンド(ポリーナ・セミオノワ)、「瀕死の白鳥」(デ・キャンディア振付)、「ラクリモーサ」
2013年5月 <マラーホフの贈り物>ファイナル公演
「ヴォヤージュ」、「ジゼル」より第2幕(吉岡美佳)、「バレエ・インペリアル」(上野水香)