正統派の気品と伝統で世界的人気を誇る名門、 3年ぶりの来日。
英国ロイヤル・バレエ団


英国の名門が上演するバレエの最高峰「白鳥の湖」と 名作「不思議の国のアリス」

世界的人気を誇る英国ロイヤル・バレエ団が、演劇的なバレエの伝統と気品あるスタイルを生かした魅力的な2作を携えて3年ぶりに来日します。 まず「不思議の国のアリス」は、ごぞんじルイス・キャロルの児童文学をもとに、独自のアイデアとカラフルでポップな美術、最新の映写技術を駆使して制作され、幅広い層から人気を博して爆発的なヒットを飛ばした話題の新作。舞台の背景いっぱいに映し出される鮮やかなプロジェクションとともにアリスが不思議の国へと落ちてゆき、ハートのジャックや白うさぎ、マッドハッター、チェシャ猫らと出会う冒険の舞台は、バレエ・ファンはもとより大人も子どもも楽しめる最高のエンターテイメントです。 いっぽうの「白鳥の湖」は、20世紀に西欧でいち早くこれを上演した英国ロイヤル・バレエ団の伝統を堪能させる作品です。演出は、英国バレエ界の至宝と称され、芸術監督も務めたアンソニー・ダウエル。原典版に忠実に制作された最高峰の古典の舞台を、幻想的な香りがたちこめた美しい美術と衣裳が彩るなか、個性豊かなプリマたちが華やかに妍を競います。 女性ではコジョカル、ヌニェス、ヤノウスキー、マルケス、ラム、そして躍進著しいカスバートソン、大抜擢されたスティックス=ブルネル。男性はベテランのコボー、アコスタをはじめ、マックレー、ソアレス、ボネッリ、ペネファーザーと、旬の勢いのある錚々たるメンバーによる競演を心ゆくまでご堪能ください!

英国ロイヤル・バレエ団 The Royal Ballet
ロンドンの中心街コヴェント・ガーデンにあるロイヤル・オペラハウスを本拠地とする英国ロイヤル・バレエ団は、英国最大の規模と名声を誇るバレエ団です。1930年代にニネット・ド・ヴァロワによって創設され、ロシアからもたらされた古典バレエを西欧でいち早く導入するいっぽう、フレデリック・アシュトン、ケネス・マクミランなどの英国人振付家によって、“ロイヤル・スタイル”と呼ばれる気品ある様式、演劇的な物語バレエのレパートリーなど独自の伝統と魅力を育んできました。 一世を風靡した英国生まれのスター・バレリーナ、マーゴット・フォンテイン、稀代 のダンスール・ノーブルと称えられたアンソニー・ダウエルらの活躍もあり、世界屈指の名門と認められるようになった英国ロイヤル・バレエ団は、1990年代頃から、その中心的ダンサーに多くの外国人を迎え入れるようになりました。現在のプリンシパルには、東西南北のヨーロッパ各地、北米、中南米、そして日本と、多彩な国籍をもつスターが在籍します。彼らは英国ロイヤル・バレエ団がもつ独自の伝統と魅力に惹かれ、そのスタイルやレパートリーを踊りたいと願って集います。世界中から才能を引き寄せ、踊り手の多様性が独自の魅力をさらに馥郁たるものにしているのです。

芸術監督
ケヴィン・オヘア Kevin O’Hare




来日が予定される主なダンサー
カルロス・アコスタ Carlos Acosta フェデリコ・ボネッリ Federico Bonelli アリーナ・コジョカル Alina Cojocaru ヨハン・コボー Johan Kobborg サラ・ラム Sarah Lamb スティーヴン・マックレー Steven McRae ロベルタ・マルケス Roberta Marquez ラウラ・モレーラ Laura Morera マリアネラ・ヌニェス Marianela Nuñez ルパート・ペネファーザー Rupert Pennefather ティアゴ・ソアレス Thiago Soares エドワード・ワトソン Edward Watson ゼナイダ・ヤノウスキー Zenaida Yanowsky アレクサンダー・キャンペル Alexander Campbell リカルド・セルヴェラ Ricardo Cervera イツァール・メンディザバル Itziar Mendizabal ブライアン・マロニー Brian Malony ベアトリス・スティックス=ブルネル Beatriz Stix-Brunell