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SALOME「サロメ」全1幕

 ドイツ人ソプラノ、バークミンは、2000年からベルリン・コーミッシェ・オパーのメンバーとして活躍。同劇場ではこれまでに『ヴォツェック』のマリー、『ファルスタッフ』のアリーチェ、『こうもり』のロザリンデ、『ボエーム』のミミ、アリベルト・ライマン作曲『ベルナルダ・アルバの家』のアメーリア、『イェヌーファ』のタイトルロールなどを演じている。また、ハリー・クプファーは、同劇場首席演出家として最後の作品となる『ねじの回転』の女家庭教師役に、バークミンを指名した。これらの成功により、2002年にはベルリン劇場機構より、ダフネ賞が贈られている。
 このほか、ライン・ドイツ・オペラでの『ピーター・グライムズ』のエレン・オルフォード、ライプツィヒとチューリッヒでの『サロメ』のタイトルロール、ライプツィヒでの『エレクトラ』のクリソテミス、ウェルシュ・ナショナル・オペラでの『ヴォツェック』のマリーなどを演じている。2011/12年シーズンは、プラハでツェムリンスキー作曲『フィレンツェの悲劇』のビアンカ、ブレゲンツ音楽祭でのブリテン作曲『グロリアーナ』のタイトルロールほか、パリでも活躍。
 その魅力は、息をのむような声とヤナーチェク、ブリテン、ベルク、ワーグナーやリヒャルト·シュトラウスのオペラの主役に要求される劇的かつ強烈な表現力にあるとされている。

 1970年デュッセルドルフ生まれ。生地の音楽院で学び、1996年から2000年にはシュツットガルト歌劇場のメンバーとして活躍。『魔笛』のザラストロでデビューした。2000年からドレスデン国立歌劇場のソリストとして契約。これまでに、『ドン・ジョヴァンニ』のレポレロ、『蝶々夫人』のシャープレス、『魔笛』のパパゲーノほかを演じている。2009年に、『カルディヤック』のタイトルロールと『サロメ』のヨカナーンで大成功をおさめた。また、2010年には『リゴレット』によってドレスデンでのイタリア・オペラにもレパートリーを広げた。
 このほか、バイエルン国立歌劇場では『ボエーム』のコッリーネ、ミラノ・スカラ座では『ヴォツェック』の医者を歌っているほか、アムステルダム、ハンブルクの歌劇場、ザルツブルクやブレゲンツなどの音楽祭にも出演を重ねている。
 ウィーン国立歌劇場には、2011年10月に『フィデリオ』の司法大臣ドン・フェルナンドでデビューした。2013年3月には、『アイーダ』のアモナスロが予定されている。

 ドイツ、ビーレフェルト生まれ。デトモルトでフルートを学んだ後、ハンブルクの音楽大学で声楽を学んだ。クリスタ・ルートヴィヒ、ヘルマン・プライのマスタークラスを受講。国際的な活躍の契機となったのは、アムステルダムでニコラウス・アーノンクール指揮のもと演じた『コシ・ファン・トゥッテ』のドラベッラと『フィガロの結婚』のケルビーノだった。以来、ベルリン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座など、著名なオペラハウスに招かれることとなった。レパートリーとしては、ドラベッラやケルビーノのほか、『皇帝ティートの慈悲』のセスト、『カプリッチョ』のクレーロン、『ばらの騎士』のオクタヴィアン、『ナクソス島のアリアドネ』の作曲家、『ホフマン物語』のジュリエッタ、『こうもり』のオルロフスキー公爵ほか、《ニーベルングの指環》のフリッカとワルトラウテ、『トリスタンとイゾルデ』のブランゲーネ、『タンホイザー』のヴェーヌスほか、数々がある。2012年1月には、グラーツで『エレクトラ』のクリテムネストラ役デビューは、批評家や聴衆から大絶賛された。
 『サロメ』のヘロディアス役は、ウィーン国立歌劇場のほか、バイエルン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座でも演じ、成功をおさめている。

 オーストリア、オーバーエスターライヒ生まれ。ザンクト・フローリアン少年合唱団での最初の音楽教育を経て、ウィーンで声楽を学んだ。
 ウィーン室内歌劇場、ザールブリュッケン州立劇場で、《ニーベルングの指環》のローゲ、ジークムント、ジークフリート、『パルシファル』や『ローエングリン』のタイトルロールといったワーグナーの諸役、『魔弾の射手』のマックス、『モーゼとアロン』のアロン、『ナクソス島のアリアドネ』のバッカス、『サロメ』のヘロデ、『皇帝ティートの慈悲』と『イドメネオ』のタイトルロールほか、20年におよび50以上の役柄を演じている。
 このほか、バルセロナのリセウ歌劇場、パリ・バスティーユ・オペラ、ザルツブルクやグラインドボーン、ブレゲンツなどの音楽祭に出演。2000年からはチューリッヒ歌劇場のメンバーとして活躍している。
 ウィーン国立歌劇場には、1990年に『タンホイザー』のヴァルター・フォン・フォーゲルヴァイデでデビューした。

 ウィーン少年合唱団のソリストとして舞台活動を始めた。ウィーン音楽大学で学び、ウィーン国立歌劇場にアンサンブル・メンバーとして加わる。このとき、ゲオルク・ショルティとウォルフガング・サヴァリッシュの指揮で『天地創造』、『ドン・ジョヴァンニ』など多くの録音に参加。ショルティ指揮のもとダーヴィッドを歌った『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は、1997年のグラミー賞を受賞した。
 2010/11年シーズンには、ニコラウス・アーノンクール、リッカルド・ムーティ、ファビオ・ルイージ、フランツ・ウェルザー=メストとのコンサートおよび録音を行っている。
 2008年には、ウィーン・フォルクス・オーパーの日本公演で『マルタ』のライオネルを演じた。
 ウィーン国立歌劇場には、1985年に『椿姫』でデビュー。以来、『魔笛』のタミーノ、『アラベラ』のマッテオ、『カプリッチョ』のフラマン、『ドン・ジョヴァンニ』のドン・オッターヴィオ、『後宮からの逃走』のベルモンテ、『こうもり』のアルフレードなどを演じている。2012/13年シーズンは、9月に『マハゴニー市の興亡』のジム・マホーニー、3月に『ヴォツェック』の大尉での出演が予定されている。