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2020/07/01(水)

クイーン+ベジャール|バレエ・フォー・ライフ
2020/07/01(水)
2020年07月01日号
バレエ
関連情報

クイーン+ベジャール|バレエ・フォー・ライフ

「彼(ベジャール)が行うことには、何一つ予想できるものはない。すべて大きな衝撃でした」(ブライアン・メイ)

クイーン+ベジャール|バレエ・フォー・ライフ

●ドキュメンタリー(2017年)*
●バレエ・フォー・ライフ(1997年)
●メイキング・オブ(1997年)*
172分
*5か国語の字幕あり

モーリス・ベジャール・バレエ団日本公演で上演される、伝説のロック・グループ、クイーンの音楽に振付けられた「バレエ・フォー・ライフ」。2020年1月にBD、DVDとして発売されたそのドキュメンタリーには、バレエ・ファンにはおなじみの巨匠ベジャールについて、クイーンが語る、興味深いインタビューが収録されています(ディスクには1997年の初演ステージとメイキング映像も収録)

「モーリスはとても自由な精神の持ち主で、彼が行うことには、何一つ予想できるものはない。すべて大きな衝撃でした。彼が天才である証拠ですね」(ブライアン・メイ)

「モーリス・ベジャールには、フレディ像の除幕式で会いました。とても魅力的な人物だった。鋼のような青い目が輝いていて、彼の好奇心に引き込んでいくんだ」(ロジャー・テイラー)

「これはフレディの音楽についての作品だけれど、フレディはもういない。同様にジョルジュ・ドンも、もういない。そしてぼくたちは、みんなで生と死についての音楽を創っている。モーリスは、ぼくたちが自分の音楽について気づかなかったことを見出すのです」(ブライアン・メイ)

バレエとロックという一見かけ離れたジャンルながら、垣根を楽々と飛び越えて共振し合うビッグアーティストたち。頂点を極めた者たちならではの、稀有な魂の結びつきを感じながら生のステージを観れば、きっと感動もひとしおです。

「ドキュメンタリー(2017年)」には、モーリス・ベジャール・バレエ団でのリハーサルを交えながら、在りし日のモーリス・ベジャール、現芸術監督ジル・ロマンとダンサーのジュリアン・ファヴローやエリザベット・ロスらのインタビューも収録。パリ初演でクイーンのメンバーが演奏したときの、貴重なお宝映像も必見です。