3年間で4団体8演目をご鑑賞いただく特別会員を募集します。 〈オペラ・フェスティバル〉シリーズも、27 年前にスタートして以来、今回で8回目を迎えます。前回のシリーズ中、フィレンツェ歌劇場の日本公演中に東日本大震災が起こり、ツアー途中で6公演が中止に追い込まれてしまうという事態に見舞われました。幸い、皆さまのご理解に支えられて、なんとかシリーズを最後まで遂行することができましたことに、あらためて御礼を申し上げます。 これまでの27年間、オペラ・ファンの方々はたくさんの感動に巡り合ってきたのではないでしょうか。オペラが人生を豊かにしてくれたと感じている人も多いはずです。すでにオペラ・ファンにとって、このシリーズは今後の人生の行事として、なくてはならないものになっているようです。 オペラ・ファンの間ですっかり定着した感のある〈オペラ・フェスティバル〉ですが、これまでも〈オペラ・フェスティバル〉シリーズ開催とともに、特別鑑賞会という会員組織を設け、これらのシリーズをご鑑賞いただく会員を募ってまいりました。今回、新規会員を募集する特別鑑賞会も、一般に先がけて優先的にお席が確保されるのは、これまでと変わりません。 いわゆるアベノミクス効果か、ここにきて景気回復の兆しがみえています。経済と文化の発展は比例するといわれますが、経済が勢いを増せば人々の文化的関心もより高まるはずです。 今回、初めてこの会員組織にご興味をもたれたオペラ好きの方は、迷うことなく、この鑑賞会にご入会されることをお勧めします。なにしろ、チケットを確保する煩わしさから解放され、確実に優先的に良いお席が確保されるのです。加えて、数々の魅力的な特典を用意しています。この鑑賞会は、S,A,B席の中でも、より良い席でご鑑賞いただくために、募集人員は定数に達し次第しめ切らせていただきます。 オペラを人生の楽しみとして欠かせないと感じている方、どうぞお早めにお申し込みください。
EATRO DELL’OPERA DI ROMA
2014年5~6月
ローマ歌劇場総裁 カテッロ・デ・マルティーノ CatelloDeMartino
日本とイタリア両国が、それぞれに重要な文化と異なる伝統をもちながらも、長年にわたり活発な交流をつづけ、「美と芸術」の中に溶けあい、それによって両国の距離がさらに近づいていることは、私にとっての喜びであり、誇りでもありますジュゼッペ・ヴェルディを回顧し、ヴェルディ・イヤーを祝うこのような機会をくださった主催者の方々にお礼を申しあげます。 ローマ歌劇場と日本舞台芸術振興会(NBS)の間に、これからも実りゆたかな協力関係が続き、共に新たなプロジェクトを生み出してゆくことを、私は願わずにはいられません。 イタリアから、心よりの敬意をこめて。
英国ロイヤル・オペラ
THE ROYALOPERA
2015年9月
英国ロイヤル・オペラ 総支配人 アレックス・ベアード Alex Beard
英国ロイヤル・オペラの新総支配人最初の仕事の一つとして、2015 年9 月の日本公演『マクベス』『ドン・ジョヴァンニ』をご紹介できますことは大いなる喜びです。私たちは歴史あるロンドンの本拠地、コヴェント・ガーデンにあるロイヤル・オペラハウスより、世界で最も野心的かつ革新的なバレエ・オペラの拠点として最高水準の芸術性豊かな舞台をお届けしようと努力を重ねています。現在と未来、国内および世界の観客に受け入れられるような作品を創り出すことに全てを捧げているのです。 日本の観客の皆様は私たちにとって大変重要な尊敬すべき方々です。前回、2010 年日本公演の際は、カンパニーは日本の観客の温かさとその熱狂的ともいえる関心の高さに賞賛の念を抱きながら帰国したものです。2015 年日本公演においては、世界的な指揮者であり、英国ロイヤル・オペラ音楽監督サー・アントニオ・パッパーノが再び両プロダクションを指揮することになっておりますが、私と同様に皆様も喜ばしく思われていることでしょう。まずヴェルディの『マ クベス』で幕を開け、続いて、英国ロイヤル・オペラで芸術監督を務めるカスパー・ホルテン演出のモーツァルト作曲『ドン・ジョヴァンニ』(2014 年1 月初演)が上演されます。 日本の皆様との変わらぬ友情関係を誇りに思いますとともに、2015 年に再び皆様とお会いできますのを大変楽しみにしております。
ウィーン・フォルクスオーパー
VOLKSOPER WIEN
2015年5~6月
ウィーン・フォルクスオーパー総監督 ロベルト・マイヤー Robert Meyer
わたしども劇場の3回目の日本ツアーをわたしの在任中に確定することができました。これはフォルクスオーパーにかかわる全ての者が誇りとするところです。 2008年と2012年に続き2016年の春にも、今回は純粋なオペレッタのみのプログラムで、公演できることになったのです。 期待を込めて
ウィーン国立歌劇場
WIENER STAATSOPER
2014年10~11月
ウィーン国立歌劇場総裁 ドミニク・マイヤー Dominique Meyer
わたくしどもが2016 年秋に30 年にわたる伝統であるウィーン国立歌劇場の日本における客演を実現し、かつ9回目の公演を選び抜かれたお客様にご覧いただけることとなったのは大変な喜びです。すでに、2012 年にわたしが国立歌劇場の総監督としてはじめて参加したときにも、日本のお客様の知識の豊富さ、音楽に帰依する姿、それに幾多の感謝の言葉にわたしは魅了されました。わたしたち、つまりウィーン国立歌劇場のチーム、スタッフ全員と音楽を愛してやまない聴衆の皆様との間の親愛の念と深い絆はさらに強められるに違いありません!