*上記の演目および出演者は2013年5月末日の予定です。
今後、出演団体側の事情により変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
ローマ歌劇場
ヴェルディのスペシャリスト、ムーティ待望久しいオペラ登場!
TEATRO DELL’OPERA DI ROMA
2014年5~6月
photo:LellieMasotti®Teatro dell'Opera di Roma
指揮:リッカルド・ムーティ Riccardo Muti
photo:SilviaLelli
G.ヴェルディ作曲『ナブッコ』 指揮:リッカルド・ムーティ 演出:ジャン=ポール・スカルピッタ
G.ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』 指揮:リッカルド・ムーティ 演出:エイドリアン・ノーブル
熱烈に待った“ムーティのヴェルディ”ついに上陸!
リッカルド・ムーティのオペラが聴きたい! “帝王”として君臨したミラノ・スカラ座を離れたムーティは、2010年にローマ歌劇場から終身名誉指揮者の称号を贈られました。2009年にこのビッグ・ニュースが伝えられて以来、誰もが新たな“手兵”を伴ったムーティの姿を待ち望んだことでしょう。いよいよ“その日”がやってきます! 日本公演のために選ばれた演目は、ヴェルディの2作。『ナブッコ』は、躍動感あふれるリズムと熱気に満ちた傑作。キレ味鋭く、ドラマティックな高揚感で突き進むムーティの特性がもっとも活かされる作品といってもいいでしょう。今回上演されるのは、2011年3月、イタリア統一150周年を祝す特別な作品としてつくられたもの。統一記念日の特別公演には大統領も臨席し、イタリア人が第二の国家として愛する「行け、わが思いよ金色の翼に乗って」を、感極まった合唱団が涙を流しながら歌いました。 もう一本の『シモン・ボッカネグラ』は、2012/13シーズン開幕を飾りました。ヴェルディの生誕200年となる2013年を迎えるためにつくられたプロダクションです。この作品は、ヴェルディ円熟期に書かれただけに、物語には政治的背景と複雑な人間関係、父と娘の情愛など、さまざまな要素が織り交ぜられているうえに、音楽的にも表立った圧倒感だけではない、繊細な美しさが要求されます。作品の本質を深く見据え、決して妥協することのないムーティは、『シモン・ボッカネグラ』に描かれたテーマである「対立」が「和解」へと転じることの大きな意味を雄弁な音楽によって訴えかけます。 さらに日本公演には、フリットリ、ガナッシ、メーリをはじめとした、ムーティが選び抜いた実力派歌手が揃えられることも、万全の上演を期待させます。 ムーティはローマ歌劇場のオーケストラや合唱団から最大限の力を引き出すため、長い時間をかけて綿密なトレーニングに取り組んできました。その成果があって、いまローマ歌劇場の“ムーティのヴェルディ”は、オペラ通から熱い視線を浴びています。そのムーティ率いるローマ歌劇場が、いよいよ日本に上陸します。
「ナブッコ」 演出:ジャン=ポール・スカルピッタ Jean Paul Scarpitta photo:C.M.Falsini / Teatro dell'Opera
「シモン・ボッカネグラ」 演出:エイドリアン・ノーブル Adrian Noble photo:LellieMasotti®Teatro dell'Opera di Roma
予定される出演者
バルバラ・フリットリ Barbara Frittoli ソニア・ガナッシ Sonia Ganassi タチアナ・セルジャン Tatiana Serjan フランチェスコ・メーリ Francesco Meli ゲオルグ・ペテアン George Petean アントニオ・ポーリ Antonio Poli ルカ・サルシ Luca Salsi リッカルド・ザネッラート Riccardo Zanellato