2020/03/26 2020:03:26:18:01:00[NBS最新情報]
4/25(土)~4/29(水・祝)に上演が予定されていた東京バレエ団×モーリス・ベジャール・バレエ団合同公演「第九」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてスイス政府より同国内で行動制限が課され、モーリス・ベジャール・バレエ団が来日できなくなったことから、今回実施できなくなりました。このため「第九」は来年の〈上野の森バレエホリデイ〉での上演(2021年4月29日~5月2日)に延期させていただくことになりました。
このたびのやむを得ない公演延期につきまして、観客の皆様にはなにとぞご理解を賜りたくお願い申し上げます。また日本のお客様に向けて、ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督)よりメッセージがとどいております。下記にその全文を掲載しておりますので、ご一読いただければ幸甚に存じます。
今回の公演の払い戻し、および延期となった「第九」公演への振り替えにつきましては、コチラのページにてご確認くださいますようお願い申し上げます。
なお、本公演は〈上野の森バレエホリデイ2020〉の一環であることから、代替公演として急遽、東京バレエ団によるブルメイステル版『白鳥の湖』を上演いたします。公演の詳細につきましては下記をご参照いただければ幸いです。
また、公演日の変更に伴い、〈上野の森バレエホリデイ〉の開催日も一部変更となります。あわせて、イベントも一部内容を変更し、開催いたします。詳細は決まり次第公式ホームページにてご案内いたしますので、大変恐縮ですがもうしばらくお時間をいただきますよう、お願い申し上げます。
また、モーリス・ベジャール・バレエ団は本年5月に単独の日本公演を予定しております。3月26日18時現在、公演は予定どおり上演すべく準備をすすめておりますが、万が一内容の変更等が生じた場合は当ホームページにてご案内いたします。
お客様におかれましては、この状況についてご理解賜りますよう、重ねてお願い申し上げますとともに、この度新型コロナウイルスのために甚大な被害を受けられたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
公益財団法人日本舞台芸術振興会 / 東京バレエ団
東京バレエ団 ブルメイステル版『白鳥の湖』公演概要
■公演日:2020年4月25日(土)、26日(日)両日14:00開演
■場 所:東京文化会館大ホール
■指 揮:井田勝大
■演 奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
■主な配役:
4月25日(土)14:00
オデット/オディール:上野 水香 ジークフリート王子:柄本 弾
4月26日(日)14:00
オデット/オディール:川島 麻実子 ジークフリート王子:秋元 康臣
■チケット料金(税込):
S=¥11,000、A=¥9,000、B=¥7,000、C=¥5,000、D=¥4,000、E=¥3,000、
U25シート=¥1,000 ※S~B席対象のペア割引、親子割引あり
■チケット発売日:
3月30日(月)21時より NBS WEBチケットにて発売開始
3月31日(火)10時より NBSチケットセンター他、各プレイガイドにて取り扱い開始
>>>「第九」公演への振り替え、および払い戻しの詳細はコチラ
ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督)からのメッセージ
親愛なる観客の皆さま、
モーリス・ベジャール・バレエ団の大切な友人の皆さま、
時は深刻です。大変残念ながら、4月25日から予定されていた東京での「第九」公演に、私たちモーリス・ベジャール・バレエ団は参加を見合わせざるを得なくなりました。コロナウイルスへの感染の流行は、ヨーロッパ中に広がり、スイスも容赦なく打撃を受けています。スイス政府から課された対策により、国内および国外でのすべての行動が制限されておりますが、これは私たちそして大切な人々を守るためのものです。その結果、バレエ団もすでに10日間活動を停止しており、みなが待ち望んできた東京バレエ団との「第九交響曲」の合同公演ではありますが、そのために日本を訪問することは不可能な状況となりました。
この病気の犠牲となられたすべての方々へお見舞いを申し上げます。そしてまた私は、私たち全員に、新たな夜明けが訪れるであろうとの希望を抱いております。皆さまとともに、その夜明けをお祝いできますように。
皆さま、そして皆さまの大切な方々にはどうぞご自愛のほどお祈り申し上げます。
ジル・ロマン
モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督
Le moment est grave. C'est avec tristesse que je dois renoncer à vous rejoindre le 25 avril à Tokyo avec ma compagnie. L'épidémie du coronavirus s'est répandue à travers l'Europe et frappe désormais durement la Suisse. Les mesures imposées par le gouvernement nous interdisent tous mouvements, chez nous et hors de nos frontières, pour nous protéger nous et nos proches. A l'arrêt depuis 10 jours, la compagnie se trouve donc dans l'impossibilité de se rendre au Japon présenter, avec le Tokyo Ballet, La IXe Symphonie comme nous l'espérions tous.
Nos pensées vont à toutes les victimes de la maladie, je garde l'espoir d'une aube nouvelle, pour nous tous. Et qu'ensemble, nous puissions la célébrer.
Prenez soins de vous et de vos proches,
Gil Roman,
directeur artistique du Béjart Ballet Lausanne