巨匠ベジャールの傑作・遺作と、芸術監督ジル・ロマンの鋭気溢れる新作。 新生BBLが総力をあげて取り組む、渾身のパフォーマンス!
モーリス・ベジャール・バレエ団 2010年日本公演
Béjart Ballet Lausanne

イントロダクション

新生モーリス・ベジャール・バレエ団 偉大な師への尽きせぬ想いを胸に、勇気をもって未来へ!

異分野を超越する先鋭的な手法で、人間の生をめぐる壮大な肉体の祭典を創造しつづけ、バレエ界に革命をもたらした巨星モーリス・ベジャール。彼が2007年11月に没して以来、モーリス・ベジャール・バレエ団による各地の追悼公演は、日本をはじめ、その死を惜しむ多くの声とともに大盛況を続け、「20世紀最高の振付家」と称えられたベジャールの計り知れない影響力を改めて感じさせました。 そして新芸術監督、ジル・ロマン率いる新生ベジャール・バレエ団(BBL)の精力的な活動は、休むことなく開始されました。明日に向かって生き、前進をつづけること。それがベジャールの願いでもあったからです。 追悼公演後、初めての来日となる本公演では、ベジャールが死の時の近くまで創作にたずさわり、その美学や思想の集大成が透徹した明るさで表現される遺作「80分間世界一周」、そしてベジャール初期と壮年期の傑作である「火の鳥」「3人のソナタ」と、師の意志を継いだジル・ロマンの新作「アリア」、2つのプログラムが披露されます。 ジル・ロマン以下、一丸となった精鋭ベジャール・ダンサーたちによる、伝説のセンセーションの再現と新たな挑戦を、どうぞ体感してください!
