巨匠ベジャールの傑作・遺作と、芸術監督ジル・ロマンの鋭気溢れる新作。 新生BBLが総力をあげて取り組む、渾身のパフォーマンス!
モーリス・ベジャール・バレエ団 2010年日本公演
Béjart Ballet Lausanne

「80分間世界一周」

サハラ砂漠から南極まで、ベジャールの魂とともに、めくるめく世界一周の旅にでかけよう!

モーリス・ベジャールは古今東西あらゆる国の文化に通じた教養人であるとともに、実際にカンパニーを率いて世界中を巡った旅人でもありました。ベジャールを育んだ土地、ベジャールが愛した国々の文化は彼の芸術の血肉となり、めくるめくパフォーマンスへと昇華されて世界中の人々を熱狂させてきたのです。 そんなベジャールにかかれば、世界一周も80分で完了! 2007年、ベジャールが80歳を迎えた記念に創作を始め、未完のまま終生涯を終えたものの、ジル・ロマン以下、カンパニーによって仕上げられたのがこの遺作です。 アフリカ人を曽祖父にもつベジャールはこの旅をセネガルから開始。懐かしいベジャール自身のナレーションに誘われて、サハラ砂漠からエジプト、ギリシャ、ヴェネツィア、ウィーン、インド、パリ、北極やブラジルまで、果てしなくつづく道のりは、名所めぐりとは一味違う、驚きと感動に満ちた出会いの旅です。「タラサ、我らの海」「恋する兵士」「バレエ・フォー・ライフ」「アレポ」「ハムレット」など引用される名作の片鱗を味わいながら、ベジャールの魂に触れる旅に、あなたも一緒に出かけてみませんか?

振付:モーリス・ベジャール 音楽:セネガル、インド、韓国、タイ、ブラジルの伝統音楽、I.ストラヴィンスキー、J..シュトラウス、W.A.モーツァルト、R..ワグナー、A.ヴィヴァルディ、P.I.チャイコフスキー、ミキス・テオドラキス、デューク・エリントン 照明:ドミニク・ロマン、デニ・フォカール 衣裳:アンリ・ダヴィラ
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
[世界一周の旅案内]
■イントロダクション─「春の祭典」「旅」 ■セネガル─ソロ、パ・ド・ドゥ ■サハラ─パ・ド・シス ■エジプト─ウン・カルスンのソロ ■ギリシャ─ 「タラサ、我らの海(ギリシャの踊り)」ほか ■ヴェネツィア─「七つの色」「2人のプルチネッラ」「ルミエール」「恋する兵士」 ■ウィーン─「美しき青きドナウ」「エジプト王タモス」 ■パルジファル ■インド ■アレポ ■中国─ソロ、パ・ド・ドゥ ■北極 ■サンフランシスコ─タップダンス、「ハムレット」 ■アンデス─パ・ド・シス、ソロ ■ブラジル─パトゥカーダ
