輝かしい歴史と伝統に支えられ、洗練された舞台でバレエ界に君臨するパリ・オペラ座バレエ団が、豪華な2つの大作を携えてに来日します。
 バレエを愛した“太陽王”ルイ14世によって17世紀に創設され、353年というバレエ界最古の歴史を誇るパリ・オペラ座バレエ団は、一方でつねに時代の先端をゆく気風によって世界のトップを走り続けています。ここで踊るのは激しい競争を勝ち抜いてきたバレエ・エリートたちです。付属のパリ・オペラ座バレエ学校で厳格な教育を受けた中の、ごく一握りが入団を許され、その後も試験によって階級を昇らねばならない厳しいヒエラルキー・システムはつとに有名です。そのピラミッドの頂点に輝く“エトワール”(=星)の称号は、文字通り天性のスターにだけ与えられる絶対的なものなのです。
 今回上演されるのは、パリ・オペラ座ならではの魅力が存分に味わえる2作です。かつてパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督も務めたロシア出身の天才ダンサー、ルドルフ・ヌレエフによる華麗な「ドン・キホーテ」。そしてドラマティク・バレエの巨匠ジョン・ノイマイヤーが、デュマ・フィスの小説に基づき、フレデリック・ショパンの名曲を使って創作した「椿姫」。きら星のような主役陣からバレエ団の真の実力を測ると言われる群舞、壮麗な美術と衣裳にいたるまで、まばゆいばかりのバレエ芸術の醍醐味を味わってください!

to English Site

NBSについて | プライバシー・ポリシー | お問い合わせ