前回公演は、連日の熱狂的なスタンディング・オベーション。
大人の観客をとりこにする、究極のドラマティック・バレエ。
Photo:Kiran West

ジョン・ノイマイヤー(芸術監督)

いま目の肥えたバレエ・ファンから絶大な支持を寄せられている、巨匠振付家ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団。鋭い美意識のもと、現代人の心理をとき明かしていくノイマイヤーの緻密なドラマティック・バレエは、現代バレエ界の最高峰と称されています。一昨年、7年ぶりの来日公演は圧倒的な感動を呼び、連日が熱狂的なスタンディング・オベーション。その評判はバレエ・ファンの間でSNSなどを通してまたたく間に拡散され、ハンブルク・バレエ団がどれほど待たれていたかを如実に示したのです。

その興奮もさめやらぬ2018年、ノイマイヤー作品の中でもっとも高い人気を誇る二つの傑作──「椿姫」「ニジンスキー」と、前回大きな反響を呼んだガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉を携えて日本公演が実現します。

「椿姫」は、恋愛を通して若者たちが自己をみつめ葛藤するさまを鋭く描き、デュマ・フィスによる原作の表現においては有名なヴェルディの同名オペラを越えるとも称されています。「ニジンスキー」は、バレエ史上の神話である、狂気の天才ニジンスキーの人生と内面を大きなスケールで描きだす、究極のマスターピースです。またノイマイヤー自身のナレーションでつづる〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉は、数々の名作の場面を通して巨匠振付家の創作のエッセンスを明らかにしながら、観る者を押し寄せる感動の嵐に包んでいきます。至高のバレエ芸術の世界を、ぜひご堪能ください!

Photo:Kiran West

「ニジンスキー」

[ゲスト・アーティスト]

アリーナ・コジョカル

Alina Cojocaru

Photo:Charlotte MacMillan

来日予定の主なプリンシパル

カロリーナ・アグエロ

Carolina Agüero

カレン・アザチャン

Karen Azatyan

シルヴィア・アッツォーニ

Silvia Azzoni

カーステン・ユング

Carsten Jung

エレーヌ・ブシェ

Hélène Bouchet

エドウィン・レヴァツォフ

Edvin Revazov

レスリー・ヘイルマン

Leslie Heylmann

アレクサンドル・リアブコ

Alexandre Riabko

アンナ・ラウデール

Anna Laudere

ロイド・リギンズ

Lloyd Riggins

アレクサンドル・トルーシュ

Alexandr Trusch

イヴァン・ウルバン

Ivan Urban

Photos: Kiran West