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公演情報
  バイエルン国立歌劇場  
    公演概要  
    タンホイザー  
    ニュルンベルクのマイスタージンガー  
    アリオダンテ  
  スカラ室内管弦楽団  
  ワルトラウト・マイヤー  
  バイエルン国立管弦楽団  
  東京バレエ団「M」  
  シュツットガルト・バレエ団  
  シルヴィ・ギエム 最後のボレロ  
  ウィーン室内合奏団  
  東京バレエ団「眠れる森の美女」  
  マラーホフの贈り物  


バイエルン国立歌劇場「ニュンベルグのマイスタージンガー」動画
ブロードバンド:340Kbps
ジェネラル:48Kbps
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 2004年6月、25年ぶりに生まれ変わったミュンヘンの『マイスタージンガー』が早くも日本の聴衆の前に登場します。
 1868年の世界初演以来、バイエルン国立歌劇場において、そしてまたミュンヘンの聴衆にとって特別な意味を持つのが、ワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』。それだけに、ニュープロダクションを創るにあたっても、他の作品以上に周到な準備が必要とされたのです。バイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任してから、すでに《ニーベルングの指環》の新制作を成し遂げていた、ズービン・メータが満を持して挑んだのがこの『マイスタージンガー』なのです。
 トーマス・ラングホフによる演出は、「いまここで起こっている出来事」として、聴衆に物語を受け取らせます。モバイルや携帯電話時代を反映させた現代的ステージで舞台は展開していきます。隣街からやってきた乙女たちはチアリーダーふう、歌合戦の場は大画面で中継され、ナチスに悪用された最後の場面では、右翼フーリガンが登場してきます。いかにも過激な舞台といったイメージが膨らみますが、演出家のラングホフは演劇で腕を磨いたベテラン、この作品がもつ芸術としての本質は決して軽んじられることはありません。新旧の価値観の在り方を問うこのオペラのテーマは、巨大な装置と効果的な照明によるモダンな雰囲気をもつこの舞台では、より身近に捉えられることでしょう。
 演出のシャープさをより一層魅力的なものにつくり出すのは、もちろんメータの明快な音楽づくり。また、新鮮な魅力を発揮する歌手陣には、初演メンバーであるザックス役のヤン・ヘンドリク・ロータリング、ベックメッサー役にアイケ・ヴェルム・シュルテほかが登場するのに加え、ワルター役にペーター・ザイフェルト、エヴァ役にペトラ=マリア・シュニッツァーと、本家ミュンヘンでも実現していない豪華な顔ぶれが揃います。
 時代を読み、時代とともに生きるバイエルン国立歌劇場が、威信をかけて生み出しや世界に先駆けた『マイスタージンガー』がここに!
バイエルンの威信をかけて集められた実力派豪華キャスト
 現代的な演出をもつこのプロダクションでは、ずらりと並んだ実力派歌手たちが新鮮な魅力を発揮します。バイエルン国立歌劇場が“宝”とする演目だけに、豪華メンバーが揃えられたのも当然のこと。
 『マイスタージンガー』のなかで最も複雑な性格をもち、ドイツ・オペラのバリトン・バスの役柄のなかでも最高峰とされるザックスはミュンヘン生まれのヤン=ヘンドリク・ロータリングが歌います。ミュンヘンでデビューして20年余、現在ではワーグナーの諸役を世界中で歌い成功を収めている彼は、絶大なる信頼に応えて登場しました。歌手によって性格の現われ方が大きく変わるのがザックス。ロータリングの“新ザックス像”に期待が高まります。一方、歌唱そのものを存分に聴かせなければならないのがワルター。長丁場を歌い通し、最後の「優勝歌」で最高潮を築かなければならない歌手泣かせのこの役を担うのはペーター・ザイフェルトです。いわずと知れた現在最高のヘルデン・テナーの一人。大いに期待が膨らむのも当然のことでしょう。情熱的なワルターの恋人エヴァはペトラ=マリア・シュニッツァーが歌います。エヴァはワーグナーの女声には珍しく、リリックな声が要求されている役。しかし歌唱スタイルという点ではワーグナーの音楽を理解していなければなりません。その点、バイロイト音楽祭にも出演を重ねているシュニッツァーなら言うことなし、です。また、ドラマにおける喜劇的な面で、キーパーソンとなるベックメッサーはベテランのアイケ・ヴェルム・シュルテが、にじみ出るような滑稽さで楽しませてくれるに違いありません。
予定される主なキャスト
* 表記の配役は2005年1月20日現在の予定のものです。やむを得ない事情により出演者が変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。なお、出演者および配役の変更にともなう払い戻し、公演日の変更はできません。正式な配役はすべて当日発表となります。
 
 
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