女王の国、演劇の国の英国が誇るトップ・バレエ団。ドラマティックに華やかに来日!
英国ロイヤル・バレエ団

「うたかたの恋」全3幕
美しいロイヤル・スタイルで贈る、最高にハッピーなバレエ!
ほのぼのとした田園風景で繰り広げられる、ほほえましくて最高にハッピーなバレエ。それがこの「リーズの結婚」。勝気で愛らしいリーズが、彼女を大農園主の息子と結婚させたい母親を出し抜いて、恋人との結婚にめでたくこぎつけるまでの騒動を描きます。
もとは18世紀末、南仏で生まれた歴史的なバレエに、アシュトンはさまざまなアイデアを盛り込んで、現代に蘇らせました。リーズと恋人コーラスが愛を奏でる、リボンを使った技巧的で美しいパ・ド・ドウ。その愛の主題は、やがて収穫祭の華やかなリボンのダンスに展開されていきます。脇役も多士済々。強圧的だけど、祭りではみごとな木靴のタップダンスで沸かせる母親シモーヌ(男性が演じます)。オツムが少々弱いくせに威張りや、でも愛用の傘だけが友達の寂しがりやな婚約者アラン。それに、みごとな超絶技巧ダンスで幕開けを飾る雄鶏(おんどり)と雌鳥(めんどり)たち!
愛らしいダンスの数々と、笑いに満ちた芝居。それらを包み込む、英国画家コンスタブル描く絵にも似た詩的な田園風景。本作品は初演当初から大人気を博して、英国ロイヤル・バレエ団の定番レパートリーとなっています。幸福な気分に浸れることをお約束する、英国ロイヤル・バレエ団自慢の舞台を、どうぞお楽しみください!
Photo : Bill Cooper