女王の国、演劇の国の英国が誇るトップ・バレエ団。ドラマティックに華やかに来日!
英国ロイヤル・バレエ団

「ロミオとジュリエット」全3幕
若き恋人たちの運命恋を描くシェイクスピアの国の名ヴァージョン
シェイクスピアの国、英国が誇る「ロミオとジュリエット」の傑作が、13年ぶりに本家本元によって日本で上演されます!
「ロミオとジュリエット」は、物語バレエの題材としてもっとも多く取り上げられていますが、このマクミラン版は最高峰の一つとして数えられています。ヴェローナの2大名門家の抗争を背景に、その息子と娘である、まだ10代のロミオとジュリエットの出会いと1週間たらずの間の死。マクミランはこの物語を、古典演劇やルネサンス絵巻としてではなく、若い男女の運命的な恋の物語として描きました。
スピード感溢れる踊りのなかで、ロミオに掲げられたジュリエットが弧を描くように背中をしならせ歓喜するバルコニーの場面の美しさはことに有名。そして寝室の別れの場面、最後の墓室の場面にいたるまでの3つのパ・ド・ドゥは、無垢で激しい情熱にかられた恋人たちの、歓喜から死への疾走をあますところなく表現します。また、舞踏会でそこだけ時が止まったようなロミオとジュリエットの出会い、広場での若者たちの躍動感に満ちた抗争シーン、家族と対立してベッドで一人、声無き心の叫びをあげるジュリエットの演技まで、名場面は枚挙にいとまがありません。おなじみの物語を、個性的なダンサーが競演する舞台を、ぜひ見比べてください!
Photo : Bill Cooper