“チャルダーシュの女王”と呼ばれる歌姫とオーストリアの貴族青年。
身分違いの恋の紆余曲折が、ウィーンとブダペストを舞台に繰り広げられる。
“オペレッタの神様”ルドルフ・ビーブルの指揮で、
ふんだんに盛り込まれたチャルダーシュ、
ウィンナ・ワルツを、芸達者な歌手たちが歌い、踊り、魅せる!

『チャルダーシュの女王』オペレッタ 全3幕 [上演時間:約3時間/休憩1回含む]

作曲:E.カールマン
演出:ロベルト・ヘルツル

現代なら、ウィーンの貴族青年とブダペストの人気歌姫の結婚は、世間が注目する“セレブ婚”ですが、第一次世界大戦前夜のころでは大違い。結婚の署名までしながら、エドウィンに婚約者がいたことを知ったシルヴァは、抗えない社会というものに落胆して自ら遠い地へと離れていきます。潔さと愛に生きるのがシルヴァなのです。一方エドウィンはといえば、伯爵夫人と称して現れたシルヴァに、「それなら問題なく結婚できる!」なんて言ってしまい、シルヴァの怒りは爆発。「“チャルダーシュの女王”に戻ります!」と宣言します。愛する気持ちはありながら、行き違い、もつれた二人の感情の糸は意外な展開で解決へ。誰もが笑顔なるハッピーエンドが待っています。

ハンガリーの民族音楽として知られるチャルダーシュの独特なリズムやウィンナ・ワルツの魅惑的な音楽に加え、フォルクスオーパーの芸達者な歌手たちの踊りもみどころ。“オペレッタの神様”と称される巨匠指揮者、ルドルフ・ビーブルの指揮でたっぷり酔わせてくれます。この作品の初演100年を機に、2015年12月にバージョンアップした舞台が届けられます。

“オペレッタの神様”ルドルフ・ビーブル