ベルリン国立歌劇場
ドン・ジョバンニ トリスタンとイゾルデ モーゼとアロン イントロダクション
来日記念特別演奏会
公演概要
 
 
ドン・ジョバンニ ストーリー
スタッフ&出演者
聴きどころ
ストーリー
第1幕
 ドン・ジョヴァンニは騎士長の娘ドンナ・アンナに言い寄るため、彼女の家に忍び込む。娘の悲鳴を聞いて侵入者の後を追って来た騎士長は、ドン・ジョヴァンニに決闘を挑むが、逆に殺されてしまう。遅れて駆けつけたドンナ・アンナの婚約者ドン・オッターヴィオは、騎士長の敵討ちを誓う。
 ドン・ジョヴァンニは、別の貴婦人に言い寄ろうとするが、それはかつて彼が捨てた恋人ドンナ・エルヴィーラであった。気づいたドン・ジョヴァンニは、後を従者レポレロに任せて姿を消してしまう。レポレロはドンナ・エルヴィーラに、彼女もドン・ジョヴァンニにだまされた多くの女たちの一人に過ぎないと語る。
 村娘ツェルリーナと若者マゼットの結婚式に現われたドン・ジョヴァンニは、すぐさまツェルリーナに目をつけ、早速彼女を口説き始める。そこへドンナ・エルヴィーラが登場、ツェルリーナを花婿のもとへと連れ戻す。
 ドン・ジョヴァンニはドンナ・アンナとドン・オッターヴィオに出会うが、彼女が父を殺した相手の顔を覚えていないのをいいことに、復讐の手助けを申し出る。ドン・オッターヴィオと二人きりになってから初めてドンナ・アンナは、今立ち去ったのが父を殺した人物であることに気づく。ドン・オッターヴィオは、ドンナ・アンナのために必ず復讐を成し遂げようと、決意のほどを語る。
 マゼットはドン・ジョヴァンニの誘惑に乗りかけたツェルリーナに腹を立てている。ツェルリーナはなんとか彼の嫉妬を和らげるが、そこへやって来たドン・ジョヴァンニは相変わらず彼女に言いより、再びマゼットの怒りをかう。ドン・ジョヴァンニは下心から新郎新婦と村人たちを祝宴に招待する。仮面をつけた3人の人物も祝宴へと招かれる。再び誘惑されそうになったツェルリーナが悲鳴をあげると、3人は仮面をはずし、ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、ドン・オッターヴィオであることがわかる。ドン・ジョヴァンニはなんとか復讐の手を逃れて姿をくらます。
第2幕
 ドンナ・エルヴィーラの女中を口説こうとするドン・ジョヴァンニは、レポレロと服を取り替え、レポレロは主人の声や身振りを真似し、首尾よくドンナ・エルヴィーラをおびき出す。今もドン・ジョヴァンニに未練のあるドンナ・エルヴィーラは、主人に化けたレポレロとともに立ち去る。他方ドン・ジョヴァンニはマゼットを懲らしめるため、芝居を打つ。レポレロに化けたドン・ジョヴァンニは、村人たちに主人のところから逃げて来たと語り、ドン・ジョヴァンニを捕まえるためと称して人々をさまざまな方角に追い払い、ひとり残ったマゼットを打ちのめして自分も逃げる。そこへ現われたツェルリーナがマゼットを慰め、ようやく二人は心をひとつにする。
 ドン・ジョヴァンニの姿をしたレポレロは、おかげで窮地に追い込まれた。ドンナ・アンナとドン・オッターヴィオ、再び欺かれたドンナ・エルヴィーラ、マゼットとツェルリーナから追い詰められたレポレロは、やむなく許しを請い、隙を見て逃走する。ドンナ・エルヴィーラは精神的にドン・ジョヴァンニから決別しようと決心する。一方、ドン・ジョヴァンニとレポレロは教会の墓地で落ち合う。しかしそのとき突然、墓の上からドン・ジョヴァンニが殺した騎士長の石像が話しかけてくる。恐怖に震えるレポレロを尻目に、ドン・ジョヴァンニは石像の騎士長を晩餐に招き、石像はうなずいて招きに応じる。
 ドン・オッターヴィオはドンナ・アンナとの婚礼を早めようとするが、彼女は愛を誓いながらも、まず父の復讐を果たさなければならないと主張する。
 ドン・ジョヴァンニは豪華な晩餐を楽しんでいる。レポレロが控え、楽師たちが甘い調べを奏でている。そこへドンナ・エルヴィーラが登場、不吉な予感を抱きつつ、なんとかドン・ジョヴァンニに改心させようと試みるが、彼は耳を貸そうとしない。立ち去ろうとした彼女は、恐怖の叫び声をあげ、青ざめたレポレロが石像の到来を告げる。怖れる様子もなくドン・ジョヴァンニは石像を迎える。ドン・ジョヴァンニと握手した石像が改悛を迫るが、彼はこれを拒否し、石像によって地獄へと引き込まれる。復讐のために駆けつけた人々はレポレロから顛末を聞き、それぞれ新たな人生への決意を固める。
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ドン・ジョヴァンニ トリスタンとイゾルデ モーゼとアロン
 
 
 
 
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