大和証券グループ Presents リッカルド・ムーティ指揮 シカゴ交響楽団 2019年日本公演 祝 リッカルド・ムーティ 高松宮殿下記念世界文化賞 photo: Todd Rosenberg

現代最高の指揮者と世界最高峰のオーケストラ
誰もが認める“最強”の演奏がここにある!

 2019年1月、リッカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団(CSO)の日本公演が3年ぶりに実現します。音楽監督ムーティ率いるCSOとしての初来日となった前回、2016年の公演の“衝撃”は、いまも語り草となっているようです。会場に訪れた聴衆は、リッカルド・ムーティが素晴らしい指揮者であることを知っていました。CSOが世界のトップ・オーケストラであることも知っていました。当然、期待も膨らんでいました。それでもなお、興奮し、衝撃を受けたのです。
 「芸術は魂を再生する巨大な力を持っています ーリッカルド・ムーティ」 これは、2018/19年シーズンのCSOのパンフレットに記されているもの。2018年11月11日が、第一次世界大戦終結から100年を迎えることに向けて、今シーズンをのテーマを平和へのアプローチとしていることに因んだものですが、2016年のあの演奏から受けた衝撃は、まさにムーティのこの言葉そのものだったのだということでしょう。

 今回は、ブラームスの交響曲2曲によるAプロ、リムスキー=コルサコフとチャイコフスキーによるBプロ、さらに、ヴェルディの「レクイエム」という3つのプログラムが組まれました。
 ブラームスの交響曲といえば、CSOはこれまでの歴代音楽監督と度々録音を行っています。ムーティも、キャリアの早い頃からフィラデルフィア管と録音を行いました。指揮者にとってもオーケストラにとっても掌中の珠のレパートリーといえるでしょう。指揮者とオーケストラそれぞれの“ 宝”が融合する響きへの期待は膨らむばかりです。リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」も、ムーティにはフィラデルフィア管との録音があります。シェエラザードを象徴する独奏ヴァイオリンの主題のほかにも、力強い金管楽器の活躍など、ソロ演奏が全体のまばゆいばかりの響きを生み出していくこの曲は、メンバー一人ひとりがソリスト級の手腕をもつCSOの魅力を味わうには打ってつけの一曲といえます。チャイコフスキーの第5交響曲は、第6交響曲「悲愴」と並んで人気を誇る曲。全4楽章の要所要所に一つの主題(運命主題と呼ばれる)が登場することによって、全曲の統一感が図られています。チャイコフスキーはある手紙に「私の交響曲は標題音楽的ですが、その標題は言葉では表せないようなものです」と記しているそうです。第5交響曲に描かれた運命への服従から勝利へという流れは、標題という言葉ではなく、その音楽によって描き出されることが必要なのです。すべては音楽にあり、をモットーとするムーティの音楽づくりに呼応するCSOは、チャイコフスキーの想念を描き出してくれるに違いありません。
 そしてヴェルディの「レクイエム」。ムーティ・ファンにとって垂涎の的であるのは言うまでもありませんが、2010年のムーティの音楽監督就任披露演奏会、そして2013年のヴェルディ生誕200年の記念演奏会でも演奏されたこの曲は、CSOにとっても特別な一曲となっているといえます。今回のソリストもムーティ自身が厳選した旬の歌手が登場します。最も注目されるのはソウル出身のソプラノ、ヴィットリア・イェオではないでしょうか。パルマやシエナで学び、イタリアで開催された数々の国際コンクールで優れた成績を獲得しているイェオは、ここ数年、ムーティ指揮のオペラに度々登場しています。日本公演に先駆けた今年11月にはシカゴでの「レクイエム」にデビューすることが予定されています。作品に必要な“イタリアの声”を厳しく求めるムーティも、イェオの声を認めているということに他なりません。メゾ・ソプラノのダニエラ・バルチェッローナもテノールのフランチェスコ・メーリも、いまやイタリアを代表するトップ歌手。バスのディミトリ・ベロセルスキーは、2014年にローマ歌劇場日本公演でムーティ指揮のもと堂々たる声を聴かせた際にはまだ“若手”の存在でしたが、もはや世界中で引っ張りだこの実力派です。
 最高の指揮者、最上のオーケストラ、旬の実力派歌手が揃うこの日本公演には、圧倒的な魅力が確信されているのです!

リッカルド・ムーティ指揮
シカゴ交響楽団
2019年日本公演

【公演日】

プログラムA
2019年1月30日(水)19:00

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調op.73

プログラムB
2019年2月3日(日)14:00

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」op.35
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調op.64


オペラ・フェスティバル特別プロ
ヴェルディ作曲「レクイエム」

2019年1月31日(木)19:00
2019年2月2日(土)14:00


会場:東京文化会館

【予定されるソリスト】


合唱:東京オペラシンガース

【入場料[税込]】

[プログラムA・B]
S=¥39,000 A=¥34,000 B=¥29,000 C=¥24,000 D=¥19,000 E=¥14,000 F=¥10,000
[「レクイエム」]
S=¥44,000 A=¥39,000 B=¥34,000 C=¥29,000 D=¥24,000 E=¥19,000 F=¥14,000

ダイワU25 シート ¥5,000

NBS WEB チケットのみで10/12(金)より発売。
満25歳までの方を対象に、「C席」相当の席を「ダイワU25シート」として各日30席ずつ、計120席ご用意します。座席はご指定いただけません。チケットは公演当日のお受け取りとなります。公演当日、年齢を確認できる身分証を携行ください。