The Tokyo Ballet Choreographic Project 2018より(2018年2月開催) Photo: Kiyonori Hasegawa

The Tokyo Ballet Choreographic Project 2019
東京バレエ団スタジオパフォーマンス開催

Photo: Kiyonori Hasegawa

The Tokyo Ballet Choreographic Project 2018より(2018年2月開催)

 東京バレエ団のダンサーたちが創作に取り組むThe Tokyo Ballet Choreographic Project(コレオグラフィック・プロジェクト)。このプロジェクトは、「振付家・ダンサー双方の創造力・表現力を刺激し、アーティストとしてのモチベーションを高めてもらいたい」という、芸術監督の斎藤友佳理の強い想いから始まったもので、2017年に産声をあげました。
 プロジェクトの第4弾は、来年1月に開催するスタジオパフォーマンスから始まります。今回は新たな試みとして、終演後にダンサーたちとお客様との懇親の場をご用意。作品についての率直な感想を、ダンサーたちと直接お話いただける機会となります。

The Tokyo Ballet Choreographic Project2019
スタジオ・パフォーマンス

■日程:2019年1月14日(月・祝)15:00開演(14:40開場)

■会場:東京バレエ団Aスタジオ(東京・目黒)

■入場料【全席指定席・終演後懇親会付】:
A席(一般料金)¥5,500(アッサンブレ割引料金)¥5,000
B席(一般料金)¥4,000(アッサンブレ割引料金)¥3,500 

※B席(ベンチ)は簡易にしつらえた座席となります。

チケットのお申し込みについては、東京バレエ団ホームページをご覧ください。


ムーティ指揮シカゴ交響楽団
ヴェルディ「レクイエム」祈りとともに

Photo: Todd Rosenberg

 11月8日から10日、シカゴ交響楽団(CSO)の本拠地であるシカゴ・シンフォニーセンターで、リッカルド・ムーティ指揮によるヴェルディ「レクイエム」の演奏会が行われました。
 CSOの2018/19年シーズンは、2018年が第一次世界大戦停戦100年に当たることから、平和へのメッセージをコンセプトとし、この「レクイエム」も、ドイツと連合国の休戦協定が締結された11月11日をにらみ、過去の犠牲への追悼と平和への祈りを捧げるという意味をもつ開催でもあったでしょう。ところが、前日の11月7日に、ロサンゼルス郊外の飲食店での銃乱射事件により、多くの犠牲者が出るという事件が発生。8日の演奏の前にムーティは聴衆に向かって、「世界人として、父として、祖父として、サウザンドオークスの銃撃で亡くなった方々のことを考えずに演奏することはできません」と語り、黙祷を呼びかけました。通常なら音楽が鳴り響くその場所が無音の空間となった中で、聴衆はムーティの言葉「ブラームスの『レクイエム』は残された生きる者の慰めとなり、ヴェルディの『レクイエム』は死者のために平和を求める」を噛み締め、祈りとともに「レクイエム」を聴くことの幸福をあらためて感じたことでしょう。
 この公演では、テノールを除く3人のソリストが日本公演と同じ顔ぶれ。なかでも、これがCSOデビューとなったソプラノのヴィットリア・イェオには、「正確な音程と美しい弱音をもつ一方で、鳴り響くオーケストラの強音をも貫く鋭さを備えた」、「ムーティが理想とする演奏を完璧に実現した」など、称賛の評があふれました。
 日本公演への期待も、さらに高まります。


アントニオ・パッパーノ
ROHの音楽監督2022/23まで延長!

Photo: Todd Rosenberg

 英国ロイヤル・オペラ(ROH)の音楽監督アントニオ・パッパーノは、かねてから2019/20年シーズンまでで任期を終えると表明していました。マエストロのその後の活動や、ROHの次期音楽監督が誰になるのか? といったことが注目されていましたが、去る11月5日 、ROHより「アントニオ・パッパーノ音楽監督2023年まで延長」が公式に発表されました。
 公式な発表の中で、マエストロは「ROHの音楽監督を2022/23年シーズンまで続けることは大変光栄です。我が家のように感じるこの場所で、オリバー・ミアーズ(ROHオペラ・ディレクター)と考えるレパートリーをもって、世界最高のオーケストラと合唱団とともに、芸術的な旅を繰り広げていきます」と語っています。
 なお、2002年に音楽監督に就いたマエストロ・パッパーノは、2018/19年シーズン終了の時点で、ROH史上最長の在任も遂げることとなります。
 2023年までの間の2020/21年シーズンの1シーズンは、ROHにおけるサバティカル(長期休暇)ということで、パッパーノはニューヨークのメトロポリタン歌劇場やミラノ・スカラ座、ベルリン国立歌劇場で指揮をとることが予定されているとのこと。  2019年秋の日本公演が決まったのは数年前のことで、“パッパーノ音楽監督のロイヤル・オペラにおける集大成!”に変わりはないはず。本紙ではあらためて、2本の作品を選んだ理由について、インタビュー取材を行う予定です。掲載をお楽しみに。


東京バレエ団附属東京バレエ学校
Sクラス 新規生募集オーディション開催!

 東京バレエ団附属東京バレエ学校では、プロのダンサーを育成する完全オーディション制のSクラスの新規生を募集いたします。同世代の生徒同士で切磋琢磨し、バレエの技術・表現力を高め、ダンサーとして羽ばたくための力を身に付けていきます。
 東京バレエ団附属ならではの特性を活かし、海外からのゲスト教師を招いての講習会や日頃の成果を発表する場を設けるなど、通常のレッスンのほかにもさまざまな学びの機会をもっています。プロのダンサーを志す皆さんのお申し込みを、お待ちしています。

【ガールズ・Sクラス】
・SⅡクラス: 小学5年〜中学1年 女子
・SⅠクラス: 中学2年〜高校3年 女子

【ボーイズ・Sクラス】
・SⅡクラス: 小学5年〜中学1年 男子
・SⅠクラス: 中学2年〜高校3年 男子

  *対象年齢はいずれも2019年4月時点
  ★ガールズ・Sクラス、ボーイズ・Sクラス受講者全員参加の【コンテンポラリークラス】あり

■オーディション開催:2019年2月24日(日)
〈ガールズ・SⅡ / ボーイズ・SⅡ、Ⅰクラス〉11:00~12:30
〈ガールズ・SⅠクラス〉14:00~15:30

■会場:東京バレエ団 スタジオ

■お申し込み締切:1月13日(日)

■オーディション料:¥10,000(税込)

*詳細は東京バレエ学校ホームページをご覧のうえ、WEBよりお申込みください。


東京バレエ団公式Twitter
「ザ・カブキ」キャラクター事典

 12月15日、16日の公演を前に、東京バレエ団公式Twitterでは登場人物についてシリーズで紹介する"「ザ・カブキ」キャラクター事典"を展開。11月2日から12月7日まで、毎週月・水・金の3回、全17回です。
全十一段からなる歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』を、ベジャールが約2時間半に凝縮したバレエ「ザ・カブキ」には、原作にも登場する魅力的な登場人物が多数出てきます。東京バレエ団が世界に誇る名作への理解を深める一助に!

「ザ・カブキ」キャラクター事典

■期間:2018年11月2日(金)~12月7日(金)までの月・水・金(週3回)

■回数:全17回

*東京バレエ団 公式Twitterはコチラ!!