新型コロナウイルス禍による損害を受けて 緊急寄付のお願い

 前号の発行から1か月経った今も、新型コロナウィルスの猛威はとどまるところを知りません。4月7日に「緊急事態宣言」が出され、外出も経済活動も極端に制限されています。各業界で倒産の危機が叫ばれていますが、私どもの舞台芸術の世界も壊滅的な状況です。弊財団は2月末から3月上旬にかけてパリ・オペラ座バレエ団、3月下旬に東京バレエ団の「ラ・シルフィード」の公演をなんとか実施したものの、ご来場を控えられたお客さまに対しチケットの払い戻しを行いました。その額は1億5千万円を越える見込みです。また、4月下旬に予定していた〈上野の森バレエホリデイ〉の「第九」、代替えの「白鳥の湖」ほか、一連のイベントはすべて中止、5月中旬のモーリス・ベジャール・バレエ団日本公演、6月の東京バレエ団ヨーロッパ公演も中止に追い込まれました。その後に予定されている公演も計画の変更を余儀なくされそうで、損失額が膨れ上がることを危惧しています。
 弊財団は長らくファンドレイジング(寄付金募集事業)に取り組んでまいりましたが、いまほど切迫して資金調達が必要なことはありません。すでに政府からの10万円の給付金の一部を、大きな損害を被っているところに寄付したいという声も出始めているようです。たいへん不躾なお願いであることは承知していますが、第2次世界大戦以来の試練といわれるこの難局を乗り切るために、舞台芸術の灯を絶やさないために、舞台芸術愛好家の皆さまのご支援を賜りたく、ぜひともご寄付に関しご検討くださいますよう切にお願い申し上げます。

お申込み・お問合せは下記まで

公益財団法人日本舞台芸術振興会 支援業務室
TEL:03-5721-8000(平日10:00~18:00)
Eメール:shien@nbs.or.jp
※クレジットカードでのご寄付はホームページから受け付けています。
https://nbs-foundation.jp/support-us/