第12回世界バレエフェスティバル 特別プロ <オマージュ・ア・ベジャール>

<オマージュ・ア・ベジャール>
今は亡き不世出の巨匠ベジャールの名作の数々が、熱い魂とともに蘇る!
バレエ界に偉大な足跡を残して2007年に逝去した振付家、モーリス・ベジャール。今回のフェスティバルを機に、そのオマージュとして2日間の特別プロが開催されます。参加するのは、モーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)の主要メンバーとパリ・オペラ座バレエ団の豪華ゲスト、そしてベジャールから特別な恩恵を受けた東京バレエ団です。
まず、ベジャール亡き後、カンパニーを率いる現芸術監督のジル・ロマンが踊るのは、マーラーの名曲、交響曲第5番第4楽章にのせた「アダージェット」。ある男性が自らの人生、あるいは宇宙をたゆたうような瞑想的な傑作で、ベジャール芸術最高の体現者であるジル・ロマンの至芸はまさにこの追悼祭に欠かせないもの。同じくBBLの女性トップであるエリザベット・ロスが踊るのは、亡きアーティストたちへの追悼の意を込めて創作された「バレエ・フォー・ライフ」から、ロックバンドのクイーンの名曲にのせた「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」。そしてローラン・イレールとマニュエル・ルグリが踊る「さすらう若者の歌」は、やはりマーラーの歌曲にのせた作品。一人の男性と彼に寄り添う影が、愛と死の世界を彷徨うかの如く濃厚なデュエットを繰り広げます。
東京バレエ団はベジャールの2作品をカンパニー初演。その一つはイランの音楽にのせて男性ダンサーが勇壮にして熱い群舞を繰り広げる「ルーミー」で、〈愛、それはダンス〉として近年BBLにより上演されたもの。もう一方は、ギリシャのマノス・ハジダキスの音楽にのせた女性群舞とソロ・ダンサーによる神秘的な「鳥」で、かつて20世紀バレエ団公演〈エロス・タナトス〉で上演された伝説の作品です。
そしてベジャール作品を知り尽くしている東京バレエ団のソリスト陣によって、「ザ・カブキ」から、主人公“由良之助”の技巧的で長大なソロと、インドの神々の踊りに想起された「バクチⅢ」が踊られます。最後はベジャールの代名詞的傑作である「ボレロ」。名演を謳われた東京バレエ団特別団員の首藤康之と、ベジャール晩年に手ほどきを受けた上野水香が日替わり出演し、この追悼際を締めくくります!
プログラム&Cast
「ルーミー」
「「ザ・カブキ」より由良之助のソロ」
「バクチIII」
「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」「アダージェット」
「鳥」
「さすらう若者の歌」
「ボレロ」
東京バレエ団
※表記の出演者は2009年4月1日現在の予定のもので、今後やむを得ない事情により変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
■予定される主な配役
ルーミー |
「ザ・カブキ」より 由良之助のソロ |
バクチⅢ |
ボーン・トゥ・ ラヴ・ユー |
|
8/16 |
東京バレエ団 |
高岸直樹 |
上野水香 |
エリザベット・ロス |
8/17 |
東京バレエ団 |
後藤晴雄 |
吉岡美佳
|
エリザベット・ロス |
アダージェット |
鳥 |
さすらう若者の歌 |
ボレロ |
|
8/16 |
ジル・ロマン |
東京バレエ団 |
ローラン・イレール |
首藤康之 |
8/17 |
ジル・ロマン |
東京バレエ団 |
ローラン・イレール |
上野水香 |
※4月1日現在の予定です。正式な配役は公演当日に発表します。
※表記の出演者は2009年4月1日現在の予定のもので、今後やむを得ない事情により変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
公演概要
公演日 |
2009年8月16日(日)3:00p.m. |
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会場 |
東京文化会館 |
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入場料(税込) |
S ¥13,000 ◆エコノミー券¥3,000 ◆学生券¥2,000 ※未就学児童のご入場はお断りします。 |
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チケットお取扱いプレイガイド |
2009年4月25日(土) 10:00a.m.~ |
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前売所 |
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お問い合わせ・お申し込み |
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主催 |
財団法人日本舞台芸術振興会 |
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後援 |
各国大使館 |