伝説のバレリーナ、マカロワが大絶賛した初演から1年半ぶり。 2人の旬のスターを迎えて、神聖な踊りと熱いドラマがふたたび息づく!
ラ・バヤデール全3幕

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「真夏の夜の夢」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
「ダフニスとクロエ」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:モーリス・ラヴェル
“バレエのシェイクスピア”、アシュトンの2つの恋の物語。
“ロイヤル・スタイル”と呼ばれる独特の優美な様式を生み出し、英国バレエ界でもっとも尊敬されている振付家、フレデリック・アシュトン。英国を代表する彼の作品は、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のレパートリーのなかでも重要な位置を占めています。 妖精の王と女王、人間たちの不思議の森での騒動を軽やかに描くシェイクスピアの戯曲を原作にした「真夏の夜の夢」は、アシュトンが“バレエのシェイクスピア”と称えられた傑作です。美しいヴィクトリアン・スタイルの美術・衣裳、有名な“結婚行進曲”を含むメンデルスゾーンの音楽にのせて、美しい自然を映す色彩や愛らしさとユーモア、アイロニーが絶妙に溶け合った、まさに英国的な美学と詩情あふれる舞台と言われています。また主役のオベロンとタイターニアの最後のパ・ド・ドゥは、アシュトン作品の中でも特筆される名場面として知られています。 もうひとつの「ダフニスとクロエ」は、羊飼いや海賊、神々やニンフが登場するギリシャを舞台に、恋人たちのイニシエーションを描く神話的な物語。ラヴェルの美しい音楽にのせて、ロマンティックなバレエが展開します。 本公演では、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団で育ち英国を代表するプリマとなった吉田都が「真夏の夜の夢」に主演するのをはじめ、バーミンガムのダンサーたちが“ロイヤル・バレエ・ファミリー”ならではの身に染みついたスタイルで、アシュトン作品の魅力をたっぷり披露してくれます。
ダフニス:イアン・マッケイ、クロエ:エリシャ・ウィリス
Photos:Bill Cooper