349年の輝かしい伝統と洗練!圧倒的人気を誇るバレエの殿堂、華やかに来日!
パリ・オペラ座バレエ団 2010年日本公演
「ジゼル」全2幕
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めくるめく幽玄と美、胸を打つ感動の物語。
エトワールたちが競って妙技を尽くす永遠の傑作。
「ジゼル」全2幕

ロマンティック・バレエの総本山の誇りをかけて上演!
貴族の生活のしがらみから逃れて、自由を渇望する青年アルブレヒトが恋に落ちたのは、か弱く内気な風情と裏腹に生き生きとダンスを踊る村娘のジゼル。しかし青年の矛盾した背景が明らかになったとき、ジゼルの心は破裂し、死を経て異界の住人への道をたどります。そこで、ジゼルとアルブレヒトを待っていたのは、魔性の精霊たちとの激しい葛藤の運命・・・。
革命の嵐がすぎ、ロマン主義が席巻していた1841年、時代の空気を吸い込んで生まれた「ジゼル」は、まさにパリ・オペラ座で初演されました。人間の本能的な欲望や矛盾と、それを浄化し超えていく理想の愛。人はなぜ踊るのかという、バレエ芸術そのものへの問いかけ、そしてテーマの深遠さ同時に、幽玄の美をたたえた、文字通り抗いがたいウィリたちのダンスの魅力が、世紀を超えて人々を惹きつけてきた永遠の名作です。
本作初演の名誉を担うパリ・オペラ座バレエ団では、長らく“「ジゼル」を踊ることができてこそ一人前のエトワールである”とも言われてきたほど、彼らにとって神聖な作品であり、挑戦しがいのある目標でもあります。つねに時代の先端をいく気概と洗練を備えたエリート集団である彼らは、それゆえにこの古典で最大限の評価を得る意味の大きさを知っているのです。
現在、パリ・オペラ座が上演しているのは、奇をてらったとことのない伝統的なヴァージョン。装置・衣装もバレエ・リュス蘇演当時のアレクサンドル・ブノワのものを採用。そのシンプルさゆえに、踊り手の実力が明らかになる舞台といえます。世界に冠たるバレエ団と自身の誇りをかけたエトワールたちの競演は、見応え十分です。