NBS News Web Magazine
毎月第1水曜日と第3水曜日更新

*2024年5月のNBS NEWS WEBマガジンの更新日は、第2・第4水曜(5月8日と22日)に変更させていただきます。
 ご了承のほどお願い申し上げます。

NBS日本舞台芸術振興会
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2021年4月

転々点々

2021/04/20(火)

4月19日、東京・春・音楽祭の「マクベス」を聴いた。厳しい入国条件などコロナ禍でさまざまな制約がある中、指揮者のリッカルド・ムーティや主要な歌手などを招いて実現したもので、関係者のご努力に頭が下がる。ムーティは来日後の記者会見で「私には若い演奏家やオーケストラの育成を継続する義務がある」と語ったというが、リハーサルの様子はネットでもライブ配信された。その素晴らしい成果は総立ちの観客が送る熱い拍手が物語っていた。(T)

転々点々

2021/04/09(金)

昨日に続き日経新聞の連載「不要不急とよばれて」⑤。どこの国でも「文化芸術は主要な産業として認められている」のに対し、日本は「産業として分析されてこなかったため、国はどこを支援すれば業界が回り出すか全く把握していない」と、内外の事情通の話を掲載。混乱の原因は支援が損失補償ではなく、これから実施する事業への「補助金」だったからで、記事は「見取り図のないまま、未来に向けて金をばらまく」という言葉で締めくくられている。(T)

転々点々

2021/04/08(木)

4月5日から日経の朝刊に「不要不急とよばれて」と題する連載記事が載っている。見出しだけを拾うと①「コロナ禍 がけっぷちの芸術界」②「ライブで配信 表現革新」③「客席のロボット 私の分身」④「紙のチラシ 必要ですか?」。今回のコロナ禍で我々の舞台芸術を取り巻く世界は猛スピードで変わっている。この変化のスピードについて行けないと脱落し、淘汰されてしまう。今回のコロナ・ショックは我々にとって死ぬか生きるかの境目だ。(T)